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20230704 石村萬盛堂博多夜ばなし第7回『博多の夏博多祇園山笠』その6 櫛田神社の花

 石村萬盛堂博多夜ばなし第7回について書いてきたNOTEもその6までやってきました。開始して1時間くらい経った頃合いに高山権禰宜からのお話はいったん終えて,フロアからの質疑に自由に回答する活動に入りました。
 講演や講義をしたことある人なら分かると思うのですが,この「自由に質問して。なんにでも答えるから。」という活動って一見準備もいらず楽そうに思えるのですが,実際には「何でも答えられる深く広い専門性がないと容易に言えない。」ことなので,なかなか言えないことなのですよね。
 そして学会大会などでは,最後の質疑応答もあまり盛り上がらず終わることが多いですが,今回の博多夜ばなしはここからが本当に盛り上がりました。
 持っていっていたボールペンのインクが切れ始め,また持っていったメモ用紙も切れて余白がなくなったため詳細をメモできなかったのは残念無念ですが,なるべく記憶を思い出して文字化しようと思います。
 
〇質疑応答1 櫛田神社の花について
 
 質問された方が最前列で上品な感じに話されていたので距離のある所に座っていた私は質問内容をほぼ聞き取れなかったのですが,櫛田神社の花について長く質問をされたかたがいらっしゃいました。素敵な浴衣(?)か夏用の着物をお召しになった素敵で上品なお方でしたので,お花などにもお詳しい方なのかなと思いました。
 そして,狭い境内なのにいろんなきれいな花が飾られていることがすごく,また椿なども珍しいものがあって…と熱く櫛田神社の境内の花のすごさを語られていました。
 このご指摘については高山権禰宜も喜ばれたようで,基本的に花が好きなのは宮司さんの方針によること,毎朝一時間は境内の掃除をして参拝客が清い気持ちで参拝できるように心がけていること,花も低い位置で楽しめるように考えていることなどを話されていました。
 この祭心理学NOTEは,福岡時代に始めた「祭心理学Twitter」を母体にしています。ただ,祭心理学NOTEはそれなりに祭について書けていると思いますが,祭心理学Twitterの方は祭ネタよりかは「#今日の櫛田神社」とうハッシュタグで櫛田神社の季節の花の写真を元につぶやくことが多かったです。

 2022年の2月以前ですね #今日の櫛田神社  で花についてツイートすることが多かったのは。って,いま見返すと結構な熱量を一日1回のツイートにつぎ込んでいたのだなあと我がことながらびっくりしている自分がいます。これを祭研究にまとめられるような形でしていれば今頃何かの成果が出ていただろうに。・゜・(つД`)・゜・。
 

 そんな私だったので,櫛田神社の花の素敵さを指摘するのは自分がしたかったかな~とも思いますが,まあでも誰もがそう思うほど素敵な花なのだなあと思って自分が惚れ込んだことの妥当性を確かめられたようにも思えました。
 
〇質疑応答2 博多人形師について
 
 「博多人形師は各流に由来のある人か?」という質問がありました。これについては「そうだ」と回答があったくらいしか覚えていません。
 作業場のスペースなどの関係もあって,博多部の流の中にアトリエがない人も多い気がしますが,各流の各町に所属し実際に山笠を舁いたことのある人形さんが多かったように記憶しています。
 
〇質疑応答3 雲の文字について
 
 神様より高い建造物を建てる時に「空」の文字を貼ったりすることに関して,山笠だとどこにあるのか?という質問が出ていました。
 正解は「山笠が都市高速の下を通る3か所」だそうです。その正確な場所に興味がある方は検索してみてください。
 これを書いている今ふと疑問に思ったのが「飾り山は天井のある所に建てられることが多いが,その場合その天井に「空」の文字があるのか?ということ。
舁き山も山小屋の中に保管されますが,これは神輿を拝殿の中に置くようなものだと思うので記憶では舁き山の山小屋の天井に「雲」の文字はなかった気がします。
しかし飾り山の場合は…東流はもろビルの中ですし,博多駅や天神一丁目はそれぞれ屋根がある所に該当すると思いますが「空」の文字があったかなあとも。
 そして上の「空」の話のあとに,フロアの他の人から「山笠が電線にひっかからないようにチェックされている人たちをみました」という発言も出てきました。その様子をみたことがないので見たかったなあと思いました。その後メモには謎の「左巻き」という文字が残っていますが何のことやら記憶がありません…。
 
 最後の質疑応答はこんな感じで高山権禰宜とフロアの誰かが質疑応答でつながるだけでなく,フロア全体が一体になる感じで本当に楽しい時間でした。質疑応答の内容はもう少し残っているので,それを次回書いて終わりになるかなと思います。

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