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20241024 選挙の心理学

 選挙もある意味祭りであってそれに関する心理学研究も多いだろうなあと。
  選挙の心理学で最近私の印象に残っているのは,基本的には「候補者の名前を連呼する選挙カーには一定の効果がある」という自宅で安眠したい人にとっては不都合な事実を発見された以下の論文です。
 
【書誌情報】
三浦麻子・稲増一憲・中村早希・福沢 愛 2017 地方選挙における有権者の政治行動に関連する近接性の効果:空間統計を活用した兵庫県赤穂市長選挙の事例研究. 社会心理学研究, 32(3), 174 – 186.

 で,それに関する情報を調べているとTwitter(現X)でツイートを拝見していたけど面識がないのでお顔は存じ上げていなかった稲増一憲先生のご尊顔を拝見できるニュース記事をみつけました。
【書誌情報】
朝日新聞デジタル 2024 有権者の「三つの軸」政策に変換できない政党 心理学でみる投票行動.

 閑話休題してタイトルに関連した話を書くと,選挙に関する心理学としては,「自分と似た意見の人たちばかりをSNSでフォローするから似た意見ばかり増幅するエコーチェンバー効果は選挙に関しては顕著だろうなあ」と思って検索してみるとおそらくそれっぽい研究が出てきました。
 
【書誌情報】
笹原和俊 2021 エコーチェンバーと政治的イデオロギーの分断. 選挙研究, 37(2), 7 – 12.

 ならばきっと「他の人たちはあやまった投票の判断をしてしまうが私の投票の判断は人より優れているはずだ」などと思うポジティブイリュージョンも選挙に関して検討されているだろうので読むぞ~と思ったのですが…さっと検索した限りでは…みあたらない…。・゜・(つД`)・゜・。

 上の画像はvoteですがvotingでも一緒でした。
 
 というか,CiNiiで「ポジティブ幻想」で検索しても9件,「ポジティブイリュージョン」で検索しても9件で想像していたのよりもすごく少ないのだなと。なんかもっといっぱいの人が研究しまくっている概念だと思っていましたポジティブイリュージョン。
 
 ということでもともと全然詳しくない選挙関連について勘違いを書いただけで終わってしまいますが,どこに入れようが選挙には行きましょうとだけ書いて終わりたいと思います。

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