20240625 山笠桟敷券GETの極意
※この情報は2019年の古い情報かつ記憶に頼った不確かなものですのであまり参考にせずに山笠ナビさんなどの最新の情報を提供してくださる情報を参照するようにしてください。この内容を参考にして不利益を被られた場合でも一切責任は持てないことご了承ください。
読んでもらうために「山笠桟敷券GETの極意」なんて書きましたが,私はこれまで追い山では「お」席が最高で垂涎の「あ」席や「い」席をGET出来たことはありません。基本的にこの2席は「前日25日からの徹夜の座り込み」が必要な席なので,そこまでする気力体力のない私はGET出来たためしはありません。
基本的に「あ」席や「い」席をGETしたい場合は前日昼頃から待つ必要がありましたが,山笠ナビさんが逐一残り座席数をツイートされていたのでそれをみて「あ」席,「い」席を狙いに行けたと思います。
https://twitter.com/yamakasa_navi
しかし縦横無尽の体力を誇られる山笠ナビさんですが,中の人はおそらくわたしと5歳程度しか年齢変わらないと思いますので,寄る年波には逆らえないのか近年は桟敷席争奪戦には参加されていないように思えて,今年も「あ」「い」席争奪戦からは降りる宣言をなされているのでその情報が得られないのは残念ですが,正直「あ」席,「い」席を徹夜して狙うのは若者以外はおすすめできないなあと思います。
2019年まで5年間ほど参加しただけなのでデータの蓄積が少ないし,山笠の開催される曜日で人気がかなり変わるので何とも言えませんが,基本的に「地下鉄などの始発で間に合う時間より少し早く櫛田神社につけばそこそこの席につくことができる」のは確かだと思います。
2019年は5:45に櫛田神社に行ったようですが,その時点で「あ」「い」「お」席はすべて数がでていましたが「う」席には若干空きがあり,「え」席はかなり空きがありました。写真の右が「う」席で左が「え」席の8時の様子で,「え」席は購入者が少ないので座席が片づけられているのが分かると思います。
なぜ「え」席に人気がないかなのですが,「え」席の場合,「う」席に近い方であれば「う」席と同等の良さがあるのですが,清道の入り口がわの席になると「最前列と奥の席に高低差がない」状態であり,その状態で「興奮してくると最前列の人が立ちだして後ろからはなにもみえなくなる」という最低の状態になります。ただ,「え」席の道側の一番最後部を確保できると「山留」でスタートを待つ様子と,太鼓がなってスタートを始めて清道に入るところまでをみられるので,ANAかJALの企画で買える座席と同等の視野を得られますが,それでもやはりお勧めできません。
で,ここから一番大事なことを書きますが,時間は忘れましたが朝になって櫛田神社の神職の方々が出勤されたころに「座席の整理」が行われます。そこで「座席に人がちゃんといるか」を数えるのですが,ここで「い」席や「お」席などに空きがでることがあります。
そこで神職の方が「「い」席が2つほど空いています~どなたか移動しますか~」などとそれこそ神レベルのありがたい言葉をかけてくださることがあるのですが,ここですごく俊敏に反応してその席をGET出来るかで結果に雲泥の差がでることをご注意ください。私は体がまったく動かず無理でした。
心理学的に説明すると「徹夜で並ばれていた人の座席をぽっと出の私がいただいては申し訳ない」という心理や,「「う」席や「え」席であっても自分もそれを得るために数時間は座ったのだからこの席に愛着を感じている…」みたいな認知的不協和やサンクコスト的な心理が働くし,そもそも何時間も同じ席に座り続けていて心身共に疲弊していてそういうチャンスに体がさっと動けないのもあって,そこで動けない人が大半だと思いますが,そこを頑張るのもいいかもしれません。
しかし,今思えばそれはかなり昔の話であって,2019年の段階でも「あ」「い」「お」でブロックを区切られているので,「お」の人が「い」に行けるくらいの軽微な移動があるだけかもしれません。また,当然ながら良席に空きがでるのは徹夜の途中で帰った人がいたりしてこそですし,明言して帰った場合はその場で他の人が移動していると思いますので,良席に空きが出る可能性はもともと低いと思ってください。
あと,追い山の桟敷席を買ったら即中神門の中に入り追い山ならしの桟敷席もみるようにしてください。これも追い山ならしの曜日によりますが,平日開催の場合結構空いていることが多くて,追い山の桟敷席を購入後に追い山ならしの「あ」席をGETできたことはあります。
まあ,本当であれば偉くなったり金持ちになったりして,櫛田神社の一般の桟敷席販売ではなく各流に配分された偉い人用の桟敷席の入手の仕方とか,関係者のみに許されるのであろう「か」「き「く」席の入手の仕方とかを書けたらと思いますが,そのあたりは山笠ナビさんでさえ書いていないのでなかなか実現できない情報なのだと思います。
もし,桟敷席で販売を待って暇だな~と思いつつこのnoteにたどり着かれた人がいらっしゃったら以下の文献などを読まれると面白いかもしれません。
【書誌情報】
宇野功一 2006 近代博多における個別町の社会構造と祇園山笠経営 : 昭和10年代の西町流古溪町を例に. 国立歴史民俗博物館研究報告, 125, 1 - 46.
まあでもなんであれ努力された方が素敵な櫛田入りをみられるよう祈っております。