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20230917 学会大会で立ち見がでる人気発表について

 本日で学会大会終了しました!最終日の今日は魅力的なシンポが多かったので2時間物を3連続で聴講してかなり疲れて帰宅しました。こんなの考えたら1日4コマとか普通に受けている学生がすごく疲れているのがわかって気の毒になりますし、そうした過労状態で受けている学生にいかに疲れさせずしかし興味を持って聞いてもらえるかを再度考え直さないといけないなあと思っております。
 今回の学会大会では昨日と今日それぞれ1回ずつ「希望していたシンポジウムが満員で入れず他のものに移動」をしました。統計関係やAI関係は毎回人気が出てこんな感じで満員御礼を超えて100人レベルで「受けられない人」が出続けているのに、なぜ毎回割り振られる教室が狭いのだろうと不思議です。
 今日の会場も、500人程度が入れるメインホールがあって、そこで行えば全員聴講できそうなのになぜそこにあてがわなかったのかな…と思いつつ同じ時間にメインホールで行っていた企画をみると、大会委員会が企画したもので、確かにそれはメインホールで開催するのが筋の企画だなあとも。
 まあでもこういう現象が毎回行われて「再現性」があるのは、おそらくですが「会員による自主企画シンポジウム」はあまり大きな部屋をあてがわれる設定になっていないのでしょうね。
 こうした現状自体は大会委員の方も理解されていることも多く、大会場を用意して統計関係やAI関係のシンポジウムを開催してくれることも多いと思います。しかし多くの場合、非常に偉い先生などを一杯呼んできて「AIからみた心理学の未来」みたいな高尚よりのテーマで総花的なものをされることになり、なんというか興味をひかれず終わってしまうことが多いと思います。
 しかし、会員企画だと優秀な若手がその優秀さでひかれあってできたコミュニティで面白いと思ったことをそのまま話題提供してくれるので、いろんな人を引き付けるのだろうなあと思います。なので、変に大会委員会で公式化してつまらなくなってしまうくらいなら、毎回立ち見で入れない人いっぱいでもそのままお好きなようにしてもらうのがいいものでありつづけるためにはいいのかもなあと思っています。
 あと、若くて優秀な人たちのシンポジウムの場合、入れないお客さんがいっぱいいるのを目の当たりにしているからか、当日の資料を後日公開してくれることが多く、録画した動画をオンデマンドで見られるようにしてくれることも多いので、老体に鞭打って立ち見することはせずに他のものを聴講するようにしています。

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