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20240628 子ども食堂と団塊の世代と世代性

 先日,「最初の子ども食堂はどこだろう?」というふと思いついた疑問をもとにNOTEを書きました。

 その時は,「子どもの社会性の発達の場として子ども食堂が機能する可能性があるなあ」と思ったくらいでしたが,その後少し考えてみると,中高年の世代性の発揮の場としてもすごく重要な意味を持つ場になるのではと思われました。
 先日,子ども食堂という言葉が盛んに使われるようになったのが2015年くらいで,活動自体は2012年くらいから始まっていたそうだということを書いていました。で,2012年という年について調べてみると,団塊の世代が60歳で退職するのが2007年~2009年に集中しており,そこでの技術継承などが問題視されたようです。しかし,その時代では,60歳で定年で本当に仕事を辞める人は少なく,再雇用などで65歳まで働いた人は多かったような気がします。そのため,実際に団塊の世代が労働を辞めた時期として2012年という年も想定できそうです。

【書誌情報】
甲斐尚人 2021 米国のマニュアル分析による技術継承に必要な暗黙知に関する研究. レコード・マネジメント, 80, 47 – 60.

 2007年度問題や2012年度問題については上の論文で言及があるようです。

 団塊の世代は地元を離れて都会で過ごしてきた人も多そうで,地域とのつながりがさほどない人も多いのではないかと思います。なので,地域の祭などに参加して世代性を発揮することができないため,退職して時間ができて世代性の欲求が高まってきて,世代性的に何か意義あることをしたいという欲求の向かった先が子ども食堂だったのではと思ったのですがどうなのかなあと。
 あと,2012年にNPO法の改正があったことも関連しそうだなと思ったのですがここは全然調べられていないので妄想として書いておくだけにします。
 今日は出張中なので文献をじっくり読んだりできないのでアイディアメモとして書いただけですが,子ども食度と世代性には確実に関係はありそうなのでこの関係を調査したいなあと思うようになりました。

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