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20241025 教員組織の裏を暴く! コードネーム「一太郎」

 今日は久しぶりに学習指導案探しの作業をしておりました。学習指導案については私も詳しくありませんが,ある科目の授業についてどのような目的で行うかを説明したり,授業をどのように進めるかの計画を立てたりする「授業の設計図」や「授業の台本」といった感じのものだと思います。教育実習に行くとこの指導案を完成させて査定授業を行うことが大きな目標になると思います。
 私も教育実習に行って学習指導案を作成したので「学生時代の自分はどの程度のものを作れていたのだろう???」と思ってみてみたいのですが,パソコンではなくワープロ(確か文豪MINI5)で作成したので元ファイルが存在せず見返せないのが残念です。

 で,目的に合致する指導案を見つけたのでラッキーと思ってダウンロードしようとすると…文章ファイルがワードじゃなくて一太郎!
 それで久しぶりに「教員の世界ではかなり長い間一太郎が主流だった」のを思い出しました。こういうのはなかなか教員とかかわりのない人には気づかれにくい「裏事情」だったとおもいますが,今では全く知る必要もない裏事情でしょうね。
 記憶では教員組織と弁護士組織が一番最後まで一太郎を使い続けていた記憶がありますし,結構最近まで科研費の申請書類のフォーマットに一太郎が残っていた記憶もありますが,最近はもうWORD以外はみかけなくなったので一太郎の存在を完璧に忘れておりました。
 おそらく今でも教員組織で一太郎が使われているのであれば教育実習生も使わないといけないので勤務先のパソコンにインストールしているでしょうが,そのようなことはなく勤務先のパソコンにはマイクロソフトオフィスしかありませんので,おそらく今の先生方で一太郎を使っている人は絶滅したのだろうなあと。
 しかし,これからしばらくのあいだ指導案探しは継続しなければならなくて,おそらく古いファイルも欲しいなあと思っているので,今後一太郎のファイルと再び出会う可能性があるなあと思って,最初はJUSTSYSTEM純正の「一太郎ビューア」をインストールしてみました。

 しかしこれだと古い一太郎ファイルを開けても保存機能がなさそうなのでWORDに変換して保存できないと意味ない…。・゜・(つД`)・゜・。
 なので引っ張り出さしてきました「一太郎2011創」を!

 古いので対応はWindows7となっていますが大丈夫だろうと思ってインストールしたらWindows10でも無事動いています。

 この茶色い背景などは「学校の机」みえてそれこそ学校の先生にとっては使いやすかったのではと。私は一太郎使用経験はほぼなかったので伝聞ですが,縦書きがしやすかったりインデントか正確だったり均等割りなどがしやすかったりして特に指導案を作る時に使いやすかったと聞いております。
 あと,MSIMEに比べてATOKが賢かったのは確かで,私も結構長い間ワードでATOKを使用していた記憶があります。また,変換などのキーボード操作は私にとってはATOKのやり方があっているので今でもATOKのキー操作を使用しております。
 ワープロの登場で手書きが少なくなり,AIの登場で一から文章を書くことも少なくなりという流れでワープロソフトや日本語入力システムの発展は今後あまりなくなるかもしれませんが,でもなんか一太郎にはまだ何かしら頑張ってほしいなあと思う気持ちもあるなあと。

【書誌情報】
岡本ゆかり 2021 いまさら聞けないあのコト教えて! ATOKって何がいいの?. 日経パソコン, 878, 50 – 52.

 調べてみると日経パソコンの2021年の記事でATOKの紹介があったりするので,まだATOKは脈々と生き続けてくれているのではと思います。

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