体の内側からきれいに〜よもぎ茶の販売スタートしました〜
この度、MATSURIKA SAVONのオンラインショップで「国産 農薬不使用 粉末よもぎ茶」の取り扱いをスタートしました。
石けん屋なのになぜお茶?と思われるかもしれませんが、この石けん工房のある岡山県真庭市の地でつくられている「よもぎ茶」、実は健康と美肌にとても良いお茶なのです。
食とお肌の関係について
皮膚は、様々な機能をもっています。
例えば、お肌の水分を保持する機能、
暑い時は汗をかき、寒い時は毛穴や毛細血管が収縮して熱放出を防ぐ温度調節機能、
皮脂を分泌し潤いやPHを保ち、有毒物質の侵入や細菌の繁殖を抑える制菌作用など、
外界の様々なものから体を守るためのバリア機能が備わっています。
そして、他にも大切な機能として「排泄(排出)作用」というものがあります。
汗腺から汗や水分、塩分、尿素、乳酸、アンモニアなどが排出されているのです。
お菓子を食べ過ぎたらニキビができたり、脂肪の多い肉類を食べ過ぎると肌がオイリーになったり、体臭が気になるなど、口にしたものが肌に影響していることは、誰しも実感があるのではないでしょうか?
肌も排泄(排出)していると理解すると、体に良くないものを出したり、肌バリア機能のバランスが崩れたりして、肌トラブルが起きやすくなるというのも納得できますよね。
外側から高級な化粧品を塗るよりも、体の内側からきれいになるってとても大事なことなのです。
よもぎは万能薬
前職で、生徒のために薬を使わない体にやさしいお手当を学んでいた時期があり、昔から親しみのあるよもぎ。
よもぎの効能については様々な自然療法の本に出てきます。
これらの本を参照すると、よもぎは葉緑素(クロロフィル)、食物繊維、酵素、鉄分、ミネラル、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンCなど、たくさんの栄養素が含まれているとのこと。
そしてその効能は「万能薬」と言われるほど多岐に渡っています。
貧血、冷え、皮膚のトラブル、子宮の病気、眼精疲労、動脈硬化、高血圧、神経痛、リウマチ、骨粗鬆症、整腸作用、ダイエット効果、抗発がん作用、免疫力UP、肌や髪や粘膜の健康維持、アトピーなど
ちょっと調べるだけで、よもぎパワーすごいですよね。
私たちの食べものは便利になった分、その内容は昔と大きく違ってきていて、いろいろ食べているはずなのに現代人は栄養不足と言われています。
栄養と言うとカロリーを基準に考えられがちですが、カロリーに換算されないビタミンやミネラル、食物繊維が足りていないのです。
食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富なよもぎはこれらを補ってくれるのにとても有効です。
食べるだけでなく外用としてもケガをした時にも葉をもんで傷口にあてると止血効果と傷の治りが早くなったり、お灸のもぐさの原料にも使われています。
よもぎの抗糖化作用で老化を防ぐ
そしてよもぎは近年、抗糖化対策にも注目されています。
「糖化」とはたんぱく質に糖が結合する現象で、糖化による最終生成物を「AGEs(終末糖化産物)」と呼びます。
糖+たんぱく質+加熱で大量発生しやすく、例えばこんがり焼けたパンケーキやベーコンエッグ・・・のような食事はAGEsを大量発生させてしまうそうです。
また、甘いもののとりすぎで血液中に余分な糖分があると、体内のたんぱく質や脂質と結びついてAGEsを生成することが分かっています。
血管で糖化が起こると、AGEsの蓄積により毛細血管障害が起こり、肌の真皮ではコラーゲンの糖化により線維が固くなり、ハリ弾力の低下。
また、表皮細胞の糖化がメラニン生成を引き起こすサイトカイン生成を増加させることが、シミやしわなどを引き起こす等、肌老化の原因の一つになると言われています。
人は一度蓄積したAGEsを分解する酵素を持っていないので、
「年齢とともにAGEsは増えていき、代謝されたり消費されることがないため、蓄積され、一度できてしまったAGEsは分解されず、体から排除する事ができない」とされてきました。
でも、なんとよもぎは既に蓄積されたAGEsを分解してくれる働きがあるということが研究により分かってきました。
(研究結果は国際化粧品技術者連盟世界大会(IFSCC)でポーラ研究所によって発表されています)
蓄積しない食生活はもちろん大事ですが、すでに蓄積した老化物質を分解してくれるのは嬉しいですよね!
よもぎの若葉をまるごと粉末にしたこちらのよもぎ茶は若返りのお茶と話題になっているそうで、地元の生産者さんの在庫が売れてすべてなくなってしまい、春の若葉の時期の生産を待ってようやくの販売スタートです。
粉末茶なのでティースプーン1杯を水かお湯に溶くだけ。
気軽に手軽に飲めるのがいいです。春先の若葉を摘み、まるごと粉末にするので食物繊維も豊富です。よもぎ茶は味にクセがあるものが多いのですが、こちらは甘みがあって、うちの子も「美味しい」とよく飲みます。
ものぐさな私は、サプリや健康茶の類いが今まで続いたことがないのですが、このよもぎ茶は美味しいので毎日続いています。
手間がかからず「美味しい」って継続の上ですごく大事だなぁと思うのです。
毎日飲むようになってから半年以上経ちますが、石けんとの相乗効果なのか肌の調子がとても良くて、なかなか治らなかった歯茎の腫れが「良くなっていますね」と歯医者さんで言われたり、製造担当のmiyukiちゃんも、よもぎ茶を飲むと冷えが改善されたり、花粉症の症状がやわらいだりと私たちも効果を実感しています。
冬はホットで、暑い時期はアイスで飲んだり、水筒に入れたりして美味しくいただいています。
このお茶の生産者さんはMATSURIKAの石けん工房から車で20分ほどの真庭市富原という地域の富原製茶組合さん。
こちらの富原地域では無農薬のお茶を20年来栽培しています。
薬草研究がさかんな地域で、緑茶の他に様々な薬草茶を生産されています。
こちらが、できたての農薬不使用の粉末よもぎ茶。
富原製茶さんの女性の方々、皆さんはお肌がツルツルつやつやで見た目も若々しい。
「ここのお茶を毎日飲んでるだけなのよ〜」とのことで素晴らしいです!
この春できたてのお茶を直接仕入れてきました!
バランスをとりながら内側からきれいに
体によくないって分かっていてもスイーツだって揚げものだってお肉だって食べたい時もある。
私は健康に携わる仕事がら昔は頭でっかちに「砂糖を摂取しない」とか、「動物性食品を摂らない」など実践していた時期もありましたが、もともとはお肉も大好きなので、ストイックに実践するのは私にとっては精神的に不健康でした。
(もちろ玄米菜食で健康になった方もいるし、合う合わないの食性は人それぞれだと思うのです。)
今はあれから1周回った感じで、ゆるやかにほどほどに、外食だったりお肉が食べたかったりスイーツが食べたい時は我慢しないで思いっきり食べています。
あれは体に悪い、これも悪いと頭だけでご飯を食べるのではなく「美味しい」がもたらす幸せや心の豊かさを大切にしたいから。
普段は野菜中心で、なるべく生産者さんの分かる食材を選びつつ・・・と分かってはいても、忙しいと適当になってしまうこともあり、肌に吹き出ものができてしまうことがしばしば。
そうした時は、ああ体がサインを出してくれているなぁと思いながら、体をリセットする意味でよもぎ茶を多めに飲んだり、梅干しを食べたり、和食中心にしたり、できるだけ1週間の中でバランスをとるようにしています。
仕事や子どものことで疲れてしまって、ご飯を作りたくない日だってある。
ストレスで甘いものを食べたくなる時だってある。
そんな人たちのために、この地域の素晴らしいよもぎ茶を石けんと共にお届けしたいと思いたち、ようやくの販売スタートです!
カラダの内側からきれいをつくる習慣。
1杯のよもぎ茶から始めてみませんか?
よもぎが新型コロナウイルスに有効という海外ニュースが出たことについて、記事を書きました。こちらもぜひご覧くださいね!