ベンチャー選手権
スタートアップやベンチャーには毎年ピッチの大会のようなものがある。
クレジットが乏しいスタートアップに有望株と言うお墨付きを与え、少しでもクレジットを付与しよう試みである。
IVSやICC、B Dashに今はもう亡きTechCrunch Startup Battle。広義で捉えればOnlabやKDDI∞Laboもそうだろう。
20歳くらいの頃からそういうコンペで僕は負け続けてきた。正確にはファイナリストまではノミネートされるが、賞はいただけない。
頂けなくとも、その時々に応援していただける方と巡り会い会社は順調に成長してきたが、繰り返す内に、そういう場所で勝てない事を悔しさ通り越し、そういうものだと認識するようになっていた。
そんな中、去年はファイナリストにすら残れなかった東京都が後援するベンチャー選手権、ユニコーン部門🦄で優秀賞(東京都産業労働局長賞)を頂くことができた。
ご評価頂いたポイントを伺うと、観光立国などマーケットのポテンシャルもあるが、何度もしつこく挑戦してきた事だと教えてもらった。
去年話していた大風呂敷がきちんと実現しつつ、何度でも挑戦してくることを評価したと。
これと同じ体験がこの会社を通して何度もあった。シリーズBでリードを取っていただいたグロービスさんには3回から4回断られてようやくご一緒することができた。
シリーズCのRevicさんも同じく。
(それ以上の回数ご提案をし続けている会社様や投資家の方もいますが、いつか一緒に仕事ができると確信しています)
ひょんなご縁を、ご一緒できるまで何度でも提案しにいくことの重要性を今回も大きく感じた。
この受賞は東京都から「ユニコーンになりなさい」と言われているようなものだと考えている。
よく言えば粘り強さ、悪く言えば執念だが、来年も執念深く仕事に取り組んでいきたい。