楽しいことだらけの人生にしていきましょう
「Charlotte」という作品を全話見ました。
題名はシャーロット彗星から取ったみたいで、昔は「シャーロット彗星を見たら死ぬ」という迷信があったのをドラえもんか何かで見たことがあります。
この物語は特別な能力を宿した少年少女の物語で「5秒だけ人の体を乗っ取れる」「特定一人に対して視認されない」など欠陥あれど多彩な中高生が集まる笑いありのコメディです。
…と思っていましたが、中盤で一気に展開が変わります。
いなくなって初めて気が付く「家族の大きさ」
(数年前の作品なのでネタバレは許してください。)
たった一人の家族である妹の歩未を能力のトラブルで失います。ここで能力を宿すこと、過ちがあるとどれだけ危ないのかが視聴者にはっきりと伝わります。
歩未はこれまで食事を三食用意してくれました。弁当をありがた迷惑に思うことがことがあったけど、死んだらもう食べることができない。
そんな主人公の有宇の心情がもろに伝わってきて、悲しい気持ちになりました。
世界を変える
汚い大人たちが能力を悪用しようと、第三者を巻き込んだり、人質を取ったりして、有宇を狙います。その過程でさらに仲間を失ったりして結構ブルーになります。
有宇はこれまで能力を使い、テストは満点、好きな女の子を惚れさせるなど、様々に乱用してきました。
しかし、能力があるから自分たちは汚い大人に狙われるし、周りの人たちを巻き込むし、不幸になると気が付いて、自分も含め世界中から能力者を無くそうと行動します。
有宇は「5秒だけ人の体を乗っ取れる」能力を持っていますが、同時に相手の能力も奪うことができます。
何万人もの人の体を乗っ取り、能力を奪い、正気で居られるわけもなく、徐々に精神と肉体を破壊していきます。
悲しいことがあった後は楽しいことがある
「全員の能力を失くし、帰ってきたら恋人になる」という約束をヒロインの友利と交わし、見事帰還した有宇ですが、記憶が残っておらず、約束を忘れてしまいます。
だけど旅の前に友利からもらっていた「英単語帳」は、どんなにボロボロになっても手離さず持っていた。「これは僕にとってお守りみたいなもんだった。」これがあったから帰ってこれた。
悲しいことがたくさんあった物語ですが、その分全部解決して迎えたエンディングは、彼らの笑顔が溢れてすごく幸せな気持ちになりました。
彼らのこれからが楽しいことだらけでありますように。
必ず感動をくれる「Key作品」
いわゆる「Key作品」はシナリオライターの麻枝准さんが手掛けた作品のことで、今回見た「Charlotte」の他にも「Angel Beats!」や「 CLANNAD」などの作品があります。
これまでその作品の全てに感動しました。
コメディ(笑いありの日常)→失う→取り戻す
これを見ることができるので、家族愛や友情など、当たり前にあるものを大事に思うことができるのだと思います。
心を動かされたら人は動くので、感動するアニメはこれからもたくさん出会っていきたいと考えています。
Charlotte、感動をありがとう!