「英語ができる」とは? Do you STUDY English?
タイトルにもあるように「英語ができる」とは一体どういうイメージですか?
A:テストで高得点が取れる。
B:英語が話せる。
状況にもよるかもしれませんが、「英語ができる」という意味に関しては、一般的に多くの人がBをイメージするのではないでしょうか。
そして、同様に「英語ができるようになりたい。」
=「英語を話せるようになりたい。」
=「英語でコミュニケーション取れるようになりたい。」
だと私は認識しています。
(少なからず僕が受け持った過去の生徒たちの気持ちとしてはそういうことでした。)
では、少し視点を変えましょう。
テニスを上手くなりたければ、テニスの練習をしなければなりません。
サッカーが上手くなりたければサッカーの練習をしなければいけません。
ルールブックばかり読んでいて知識を詰め込んだとしてもテニスやサッカーは上手くなりません。
え?なんでそんな当たり前のこと言ってるんだ?って思いますよね。
つまり、私が言いたいのは、「話せるようになりたい」がゴールならば「話す」練習をしなければいけないということです。
各種スポーツ、楽器を練習するのと同様に、「話す」というのは基本的に実技です。
しかし、英語学習者が自分の英語学習を振り返るとどうでしょうか?
スポーツや楽器では実技のための反復練習が当たり前のことなのに、英語になった途端それが当たり前じゃなくなってきていませんか?
文法(サッカーのルール)を覚えたり、単語学習(サッカー用語)には力を注ぎますが、何度も同じセリフを暗唱したり(パスやトラップの反復練習)、いい音源を聞いて(良いプレーを見て)、音真似をする音声トレーニングを反復するわけでもなく、実際に誰かと会話(試合)をするわけでもないということが少なくありません。
ピアノなんかでも、楽譜を見ながら曲を一度弾いたら、弾けるようになったと言えるのでしょうか?最終的には楽譜を見なくても指が覚えるようになるまで反復練習をするし、つまるとこがあればそこだけ集中的に練習することもあるでしょう。
英語も同じです。文字を見なくても口からスラスラ言えるようになる(これを自動化と言います。)にはやはり反復練習が必要です。
スポーツや音楽で行っていることをすれば必ず英語は身につきます。
"I study English."から"I practice English."と言えるようになると英語が身につきそうですね。