第14回『摘果』
いや〜、わいの農業コラムも第14回まできましたねん!
(なんでナニワの人の喋り方なんだ!!)
第14回ってことはこのコラムも14、5回は書いてるってことですからね〜、
(何を言ってんだ!行の無駄だ!早く本題入れ!)
まあ、今回もひとつハリキッていきたい物語ですが
(このくだりは流しますね!)
さて夏季におけるりんご作業の中心は摘果(てっか)です!
文字通り果実を摘むこと。
秋に実らせるりんごだけ残してあとは全部摘んでしまいます!
剪定が枝のオーディションなら
摘果は果実のオーディションです!
そして、大川興業ライブのオーディションは声が大きいと合格しやすいです!
(その情報今はいらんわ!)
山形県にとんでもないりんごの実力者の先生がいらっしゃるんですが、
先生はこう言いました!!
「摘果はりんごを美味しくする最後の作業!」
そう、摘果とはカルボナーラの仕上げのねじってふりかけるタイプのペッパーのような作業なのです!
(他にもっと比喩あっただろ!!)
また、この摘果はりんごの重要作業のひとつであると同時に
りんごの実力者を測るバロメーター作業でもあります。
この作業をする際に高所作業機という台を使用します。
摘果した果実が台の上に落ちて「トン!トン!」と音が流れます。
りんご実力者はこの音が8ビートから16ビートのアップテンポ!
即ち、作業が早い!!
おそらく僕が高円寺で摘果をやったら軽快なビートにつられてロックンローラーが集まってくるでしょう、ロッケンロー!!
そういったわけで今回の手記をキングオブロックンロール・エルビィスプレスリーさんに捧げます!
(やめとけ!身の程をわきまえろ!)