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第24回『松尾考案野菜料理その8』

「A.B.Cな林檎」

①スプーンでさんさ(りんごの品種)の芯をくり抜く
②くり抜いた部分にアーモンドダイス、バター、シナモンを入れる
③レンジで温度を250度設定で10分間焼き上げる
④焼いたものを冷蔵庫で冷やして食す。

作秋に新宿ネイキッドロフトで松尾アトム前派出所の農業冗談トークライブ『前略、土の上より〜A.B.Cな林檎〜』というイベントをやって
そこでオリジナル料理がいるので
タイトル名の料理を考えたのであった。
それは映画『マルコヴィッチの穴』にジョンマルコヴィッチが出演してるようなことなのである。
う〜む、何かわかりずらいうえに昔の洋画のチョイスもいかがなもんかっていう比喩でわりぃ!!

料理名の「A.B.Cな林檎」のAはアーモンドダイス!
Bはバター!Cはシナモン!
タイトルで料理に使うもんがわかる1192作ろう鎌倉幕府的語呂合わせエッセンスも配合し
さらに椎名林檎さんの名前もちょいひっかけしてるので
是非椎名さんの名曲でも聴きながら食してもらいたい逸品だ。

それではここでりんご料理でもあるしりんご農家目線で解説を加えさせていただきますが
焼きりんごやピザのりんごは通常紅玉という品種がスタンダードなのですが
この料理はさんさを使用してます。
さんさは岩手県生まれのりんごで岩手名物さんさ踊りから名付けられている。
「名は体をあらわす!」というがさんさの実力派の酸味とでしゃばらない甘さは一口齧れば思わず小踊りしたほどのハッピー果実なのだ。
ほんでその実力派の酸味は焼きりんごに合うんだわあ!!

さんさの収穫時期は8月の終わり。
早生種と呼ばれるもので早生種のりんごのスタンダードナンバーはやはり「つがる」
つがるの影に隠れたまだまだ無名のりんごであるが
俺はさんさの美味しさを知っている。

そのさんさにエールを贈るために考案した料理だということも最後にこっそりと言っておこう!


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