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【家庭円満のすすめ】 #番外編03 介護問題について

今回はちょっと辛口です。不愉快に感じる人、ゴメンなさい。先に謝っておきます。個人的見解なので、これが、正解ではありません。1つの例、1つの意見として、こんな人も存在するよ。ぐらいに受け取ってください。

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若い頃は余裕の独身生活を気楽に楽しく謳歌しておきながら、年老いてから、自分の親の介護問題や、自分自身の老後の生活に不安を覚えて、お嫁さんが欲しいと言い出す男性が存在するようですが。

そんな分かり切ったことを、年老いてから、女性にやらせよう(=他人に負担させよう)という考えは、外道、鬼畜です。そもそも、自分の親や自分の身は、自分で何とかするものです。嫁は他人ですから、義理親なんて、本来、何の関係もありません。

これは、私個人の意見ですが、介護を嫁にやらせるのはルール違反。だとさえ考えています。

昭和の時代なら一般的な価値観だったのかもしれませんが、平成を通り越して令和になってまで、若い世代に引き継がせるような価値観ではありません。介護職として嫁へお金を払って依頼するならともかく、過酷な労働を無料でやらせようなんて、言語道断。

それでも、現実として、女性側が義理親の介護を負担するのが多いのは、長い結婚生活を通じて、義両親との間に、それまで培って来た信頼関係があってこそ。元気な頃に可愛がって貰ったり、お世話になったり、そういった長年の恩があってこそ。今まで、可愛がって貰ったし、良くして貰ったから、と、恩を返すつもりで奉仕する訳です。

私は素人の女性が、嫁という立場を理由に介護を担うのは反対です。体力的にも大変だし、何より自分の親でも無い他人相手に、なんで?です。介護を家庭で負担するなら、実子である大人が担うのが筋です。それが出来ないのなら、プロに任せれば良い。

私は兄と妹の3兄妹の真ん中の長女ですが、兄のお嫁さんには、自分の親の介護は絶対に負担をさせないと決めています。親の介護は、実子である兄か私か妹の3人で分担をするか、それが出来ないのであれば、親には施設に入って貰うと決めています。一切、お嫁さんには負担させたくありません。

私とお義姉さんの関係が悪いとか仲が悪いのではなく(むしろ良好な仲)、とても素敵な人なので、自分の親のことで、お義姉さんに余計な負担を掛けたくないのです。

話を戻して、自分の親の介護や老後の不安から、人手が必要で嫁探しを始める男性について、ですが。

何の恩も受けてないのに、いきなり義理親の介護から始まる関係なら、そんな事をさせる男性と結婚して、その女性は幸せでしょうか?

そんな事を当然のこととして、化石のような古い価値観のまま、自分の頭で考えることもしないで頭も悪い上に性格も悪くて思いやりもない男性を、わざわざ選ぶ女性が居るのでしょうか?

元々、生まれつきの障害がある、などの事情があれば、話は別です。義両親に限らず、世話をしなければならない兄弟が居る場合もあるでしょう。それは、事前に納得した上で、お互いに協力し合えば良いことなので。

男性と女性の立場を逆転して考えてみれば、その理不尽さは一目瞭然です。

結婚相手である女性の親の介護をすることになった。自分(男性)は仕事を辞めて、介護をする事になった。何故か女性側は仕事を辞めない。生活して行く為には、収入が必要だから仕方ない。義理親の日々の身の回りの世話から、デイサービス、通院、介護保険の手続きや役所への届出から連絡のやり取りから、何から何まで、自分(男性)の負担。

普段、遠方に居てなかなか会えない女性の兄弟が、たまに面会にやってくる。手もお金も出さない癖に、「いつもありがとう」と通り一遍等の言葉だけは口にするものの、最終的にはアレコレと文句や不満を言う。「こうしたら良い、ああしたら良かったのに。」など。実子の癖に、親の介護をやりもしないのに、タラレバ話で更なる介護を押し付けて来る。

こんな理不尽な状態に居る女性達が沢山存在して居るのが日本の現状なんですけど、これが普通なんて、あり得ます?

私の場合、先進的なお義母さんに恵まれているので、夫と結婚する前から、同居はしないなど、お義母さんの方から言われています。介護も嫁にはさせない気だと思います。遠方の為、実際に介護が必要になっても私は行く事ができないので、その時には施設に入って貰うしかないのですが。

私は自分の親の介護に関しても、施設へ入居一択で兄妹ともほぼ話し合いは済んでいますし、お義母さんに関しても同じです。その時に、経済的な協力ができるように、これから準備は必要ですが、親族での意見は一致しています。

私は、自分の子供にも、私たち親の介護を負担させたくありませんし、義両親の介護を直接、子供達が負担する事も望みません。勿論、本人が、自分から介護をやりたい。取り組みたい、と言うのであれば反対はしません。

しかし、基本的には、娘にも介護の苦労はさせたくないし、息子にも配偶者に自分の親(つまり私と夫)の介護の負担を強要するような大人にはなって欲しくありません。

誰かが負担しないとならない場合があったとしたら、それは、実子が負担するべきであって、代理で配偶者に負担させるのは間違っている。

そういう新しい価値観が、令和の時代の当たり前になって欲しいと願います。

経済的な問題もあるので、一筋縄ではいかない問題ではありますが、女性であるが故に理不尽に負担することが当たり前の世の中では、哀し過ぎます。

今の高齢者の親たちも、「自分たちは大変でも、それが当たり前と思ってやって来たのに、若い世代の人間は、なんて薄情なんだ?!」と怒る人も居るかもしれません。

しかし、私は問いたい。それは、楽しいから次の世代にも勧めたいと思うような経験でしたか?

自分も苦しんだのだから、みんなも苦しめ!と言うのならば、それは、どんな理屈でしょうか。

自分だけが苦しい思いを我慢するなんて、許せない。自分よりも他人が楽をしたり、苦労を知らずにのうのうと幸せになるのが許せない。

そんな考えしか無いような人は、極少数だと思いますが。大抵の人は、私のお義母さんのように、自分は嫁姑問題で苦労したから、息子のお嫁さんには同じ思いはさせたくない。と、考えてくれていると思います。

戦後の貧しい日本の時代とは違って、今は介護保険や介護サービスも、かなり充実して来ています。

介護の現場で働く人達のお給料をもっと上げて欲しいと思うのに、それでもお給料が安くても必要な仕事である介護職に就いてくれている人達も沢山います。

介護問題は、間違えると離婚一直線なので、相手の負担や気持ちをしっかり汲み取らないとうまくいきません。

育児に関しても、夫婦で方針が違うと、なかなか大変ですが、(育児に関しては、また別の記事で述べます)介護問題もなかなか深刻です。

ただ、家庭内にどんな問題が起きようとも、夫婦円満でいれば、必ずどんな問題も乗り切れます。

その為にも、配偶者への感謝と尊敬と思いやりを、いつでも忘れないように、時には、相手へ甘え過ぎて居ないか、自分の身を振り返って、正すべき点は改善しながら、日々、精進を続けて、全ての大人に、家庭円満を目指して欲しいです。

毎回そうですが、今回も、自分への戒めも込めて書きました。

家庭が円満である為に、人生100何時代の親の介護問題は、誰もが通る道になると思いますが、家族で協力し合いながら取り組んで、いつまでも仲良く暮らしたいですね。


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まつおまさえ@うつ抜けエッセイ
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