南インド•バンガロールでマツエクとまつ毛パーマ。美意識の違いに打ちのめされるの巻
インド住みやすい都市ランキングぶっちぎり1位のバンガロールで、一番落ち込むのは美容院やマツエク等のサロンに行ったあとかもしれない。
年を取るにつれ、ナチュラルになりつつあるものも、マツエクorまつ毛パーマ歴かれこれ10年の私にとって、引っ越し先の都市にまつ毛サロンがあるか否かが死活問題となっている。ということで、バンガロールでもまつ毛サロンに行ってきた。
最初に行ったのは、バンガロールの表参道(?)と言われるIndiranagarにあるマツエクサロン。デリー・グルガオンには日系のサロンがあるようだが、バンガロールではまだ見つけられていないので、インド人経営系サロンへ。
施術をするのはなんと男性!マツエクの長さや太さを指定した。『両目で100本(片目50本)のナチュラルでお願いします』とイメージの写真も見せた。『OKマダム!』お手の物という感じで施術が始まった。ものの30分ほどで終了。えらい早いな。
施術後見せられた鏡には、とんでもない量のまつ毛がバサバサとついた、平成のギャルを彷彿させるギャルおばさんが映っていた。
『全然ナチュラルじゃない、、これ何本ついてますかね?』とお尋ねをしたものの、最高の仕事をしたと満足げなお兄さん。
『派手な方が似合っている』『ビューティホー』を連呼するだけで全く会話にならない。施術台を見ると、指定したのと全然違う長さと太さの数字が書いてあるまつ毛セットが並べられていた。
金額2,500ルピー(約4,500円)強力なクルーでバキバキにまつ毛がついているため長持ちした。
数か月後『本数の指定をしっかりすれば、何とかなるのではないだろうか』と淡い期待を持ち再び同じサロンへ。
今度は別のお兄さんが出てきた。以前このサロンで付けた強力なクルーが取れないようで、目元をガリガリ。恐怖に怯える中、始まる電話。内容的には友達との世間話だった。『そんな忙しいならいいですわ。ストップしてください』『Sorry, マダム』のやり取りを3往復ほど。
正体不明の液体で目が痛く真っ赤になった上、ギャルおばさん再来。ここには2度と来ないことを決めた。
これでだめなら諦めようと、Googleで評価の高かったまつ毛サロンに行っきた。ここはマツエクとまつ毛パーマの両方がある。インドと中国の国境付近出身という、アジア系の顔をした女性が経営しているサロンだった。久しぶりに女性による施術。これは期待できるかもしれない。
こちらでも同様に、まつげの長さや太さ、本数を指定し用意した写真も見てもらったところ『本数なんて数えないわよ』と言われた。もしかすると本数という概念がないのかもしれない。本数の指定ができないのでナチュラルにすることはもはや不可能だということを理解した。
結果ナチュラルではないものの、最大限こちらの要望に沿って対応をしてくれた気がするので、バンガロールまつげサロン暫定1位とする。3,500ルピー(約6,300円)日本と同じくらいの値段でこのクオリティーか。
暫定1位 JC Lash Studio
(2024/03/27 追記)
同じサロンで、まつ毛パーマに行ってきた。かなりぎゅるんぎゅるんに上げられるものの1ヵ月経過した今でもパーマが持続している。Instagram用の動画や写真などかなり撮られてしんどいけど、それ以外は問題なし。
バンガロールでは、マツエクではなく、まつ毛パーマが今のところの最適解。金額2,500ルピー(約4,500円)
美意識の違い
結局ナチュラルが伝わりにくかった訳ですが。日本人である私の考える『ナチュラル』とインド人の考える『ナチュラル』はどうやら違うし『美』に対する考えももちろん違う。
インドでは、鮮やかな色彩や派手な装飾、豪華なデザインが美しいとされている。女性は鮮やかなサリーを着て、お店に並ぶのはビビットな原色の服が目立つ。それがインド人にとってのビューティフォーであり、まつ毛を限界までばさばさにつけ華やかにすることも、彼らの考えるビューティフォー。最大限きれいにしようと努力してくれたんだと信じたい。
もし良さげなまつ毛サロンがあればご一報いただけましたら幸いです。とても喜びます。