脚本2「ある日-無駄ぽっぽ。」
《あの日の宅飲みを
いつまで覚えていられるだろうか。》
●登場人物
◯祭賢人(まつり・けんと)
◯尾踊京市(おどり・きょういち)
◯大和直継(やまと・なおつぐ)
〇久留米望月(くるめ・もちづき)
〇仲間土筆(なかま・つくし)
京市「お邪魔しやっすー」
直継「おいでやっすー」
祭「髪切った?」
京市「切った切った。三ミリ」
直継「よく気づいたな」
祭「適当に言ったら当たった」
京市「適当かよーい」
祭「京市いつもやってんじゃん、女の子に」
京市「あれは確信を持って言ってるわけでな?」
祭「でもそんなん実際わかんなくね?」
直継「んだんだ」
望月「シュポシュポシュポポー」(トイレから部屋に戻ってくる)
京市「こうさ、じっと見るわけよ」
祭「どこを?」
直継「おっぱい」
京市「ちげーわっ!」
祭「え、パンツ?」
京市「それこそちげーわっ! だったらおっぱい見るから」
直継「助平だな。助平根性丸出しだな」
祭「助平屋さんだな」
直継「なにそれ」
祭「知らね。京市に聞いて」
望月「シュポシュポシュポポー」(トイレに入っていく)
京市「助平屋さんは何か知らない。んで直継、助平根性丸出しってなんだよやめてくれよ」
直継「丸出しだろ。チャック開いてるし」
京市「うそでしょーっ?」
祭「チャックついてないでしょその服」
京市「ついてないじゃん!」
直継「え、付いてないの?」
京市「付いてないって」
直継「賢人、あいつ付いてないってさ」
祭「笑撃。笑いの方の」
京市「はぁー? なんでよ?」
祭「いや、おまえ付いてなくてもモテなさそうだなーって笑えた」
直継「ひっでぇゲラゲラゲラ」
京市「直継が一番笑ってんじゃん!」
直継「ゲラゲラポー」
望月「シュポシュポシュポポー」(トイレから戻ってきた)
祭「ゲラゲラポーってなんだよっ意味ワカンネゲラゲラ」
直継「知らんの? 妖怪と妖怪を戦わせてゲットするアニメ」
京市「それ何かと混ざってね?いや付いてるわ!」
祭「どしたん急に」
京市「いやいや、今気づいたわ! おれ付いとるわい!」
直継「ちんこ?」
京市「ちんこゆーなや」
土筆「すまん遅れたー」
京市「よっすー」
望月「シュポシュポシュポポー」(トイレに行った)
土筆「よっすー」
祭「つっくんよっすー」
直継「遅かったやん」
京市「イチャついてたかー?」
土筆「殺すぞ」
直継「いやここおれの部屋だから」
祭「おれは構わんぞ」
土筆「そんなことよりお前らまた無駄話してたろ」
直継「し、してないよー、なぁ京市くーん」
京市「ねー、直継くーん」
土筆「外までちんこって聞こえてたぞ」
直継「うっそ、今後のご近所づきあいが不安視される」
祭「つってもすぐ引っ越すだろ」
土筆「この部屋で集まるのも最後になんのかなぁ」
望月「シュポシュポシュポポー」(トイレから戻ってきた)
京市「さみしーことゆーなや」
直継「しまいにゃ泣くぞ」
土筆「彼女の涙しか拭いてやるつもりはねぇぞ」
祭「きたぁー」
京市「のろけー」
直継「助平根性丸出しだな!」
土筆「はっぁっ?」
祭「それは京市っゲラゲラゲラ」
直継「ゲラゲラポーっ」
土筆「頭おかしくなってんな」
望月「シュポシュポシュポポー」(トイレに行った)
土筆「もっちゃん何やってんの」
祭「あいつ白ワイン四本一人で開けた」
土筆「ばっかじゃねぇの!?」
直継「ダブルラッパすごかったなはははっははゲホゲホ」
京市「むせるなよっ」
直継「わり、わり、唾が変なとこ入った」
祭「もう喋ることすら出来なくなってるから」
土筆「じゃあぷふっじゃあシュポシュポってなんだよ」
祭「し、知ら、知らねぇよぷふふっ知らねぇよっ」
土筆「おれが来るまでに何があったんだ!」
京市「いやこっち見んなよ。おれが来たときからもっちゃん汽車だったよ」
土筆「汽車っ汽車ねっ」
祭「何の話してたっけ」
京市「あー、んー?」
直継「結局つっくん来ても無駄話じゃん」
土筆「大丈夫、いつも通り」
望月「シュポシュポシュポポー」(トイレから戻ってきた)
完
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