“ほめすぎ”も考えもの
この十数年で延5000人以上の子どもと接してきて感じたこと。
“ほめすぎ”は考えもの、ということ。
このご時世
叱ることも怒る事もダメ。
ほめて育てる。
いつか矛盾に気付く大人。
そして突然、叱る事を始めると
どんな子どもでも必ず戸惑います。
野球での例え話。
・そこそこ上手な子
・能力が高い子
ほめることを私はしません。
親は自分の子が「どのくらいの能力だろう」と気になるところでしょう。
能力の高い子をほめる親子を受け持ったときのこと。
困難なことに直面した際
チャレンジすることに対して
臆病になる姿を多く見てきました。
理由は…
これまで「上手い」と言われ続けてきたのに
もしも出来なかったらどうしよう…と不安を抱えてしまいます。
実際に気持ちを聞いたところ
「出来なくて当たり前」を経験した事が無く
失敗を恐れ、傷つくことへの恐怖心が生まれたそうです。
更には粘りも無くなり、諦めてしまう。
性格さえも変わってしまう子もいました。
そんな生徒を見てきて感じたこと。
成長の段階で「~し過ぎ」が伸びしろを縮めてしまうのです。
叱りすぎもダメですが、ほめすぎだってよくない。
何事もほどほどに。
子どもが何気ないひとことで簡単に心が折れることのないよう
個々の長所を伸ばしながら育てたい。
いつも考えいます。
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