健康診断の合間に
噂によれば、25分程度で終わるとのことである健康診断。
既に何も測定しないまま25分が経過した。
これは小説など暇つぶしを持ってこれば良かったと後悔している。流れるように終わると耳にしていたため、イヤホンをも持ってこなかった。ラジオも音楽も聴けない。知り合いは居るが、密対策で喋るのもいけないらしい。正確に注意されたわけではないが、会場中がそんな空気を漂わせている。
今読んでいる本を持ってきていたら、どれだけ読み進められただろうと本当に惜しい気持ちでいっぱいだ。今読みたい本が山積みに積読してある上に、ブックオフで買った、気になるタイトル適当ジャケ買い小説も積まれており、5冊ほどが背表紙を並べている。これをはやく読みたいというワクワクが最近の楽しみで、本を読むことで得られる精神的な孤独が本当に落ち着く時間なのだ。それを健康診断を受けながら楽しめたらと思うと最高の時間であるのに、それがないだけでこんなにも暇な時間が続くのかと頭を悩ませている。
しばらくデュエルマスターズのアプリをやっていたが、負けが続いてやめた。環境を読めていないまま即座に作った速攻は、面白みもなく五分五分の勝率を残すので、なんだかワクワクしない。5色コントロールやハイランダーボルコンなど作れればいいが、そんなコストもあるわけもなく、目を虚にしながら小型獣でシールドをパリパリと一枚一枚割る、これはもう「作業」と言って差し支えない。ので、やめた。
待ち時間が長い。
「先に長いことを知っていれば、、、。」
と思うが、待ち時間が長いことを責められない。静かなのは学生だけで、係員さんは忙しなく働いてくれているのである。きっと早く終わると耳にしたのは、人数の少ない学部の人だったからだろう。文学部は人数が多い。
という暇になった今だから、暇なりに徒然なってる文章を書こうと言うわけだ。意外に暇潰しになっていい。
しかし健康診断も、ハイテクになったと感じる。(ハイテクになったという言い方がハイテクじゃないのかもしれない。)QRコードを読み取られ、測定され、記録される。先生方はペンを一切執らず、タブレットのみで測定を終える。
鉛筆を握って、体育館やら理科室やらをまわった小学校が懐かしいなと思う。あの頃は歯科検診もあったか。
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意外にも、その後が素早く終わり過ぎて、合間に書けたのはこれだけだった。
もっともっと書き連ねるかとおもったが、始めが詰まっていただけのようだ。
所要時間1時間15分。
箱根までは行けないぐらいか。
同じ時間でも、使い方があるな。
20210329
これは目黒川の桜。
桜が満開らしい。
今年は春が早い。
頂いたサポートで、ちょっといい生活を送ります。 ハーゲンダッツ買ったりとか、鶏肉を国産にしたりとか。