詩の絵文庫について
私の自費出版の活動に名前をつけることにしました。「詩の絵文庫」と言います。特に何も変わりはありませんが、これからの私の刊行物は、「詩の絵文庫」がレーベル名になります。
なぜ突然レーベル名を付けたかと言うと、ちょっとした意思表示がしたかったから。詩と絵の本、「詩の”絵文庫”」であると、言ってみたかったのです。
私の場合、こと近年の自費出版物においては、自分の作っている物がいわゆる「絵本」か?と自分自身で疑っています。
絵本は、本来は「絵」があって「本」であれば絵本なので、絵本であることは間違いないのですが、「絵本」という言葉に付随するイメージは、それ以上のものがあります。
大きさ、ページ数、パターン、市場、読まれる場…、いろんなイメージが思い浮かびます。「絵本を作っています」と聞いた時に、思い浮かぶ映像が、それだと思います。
私も絵本を作っていますが、絵本が作りたくて作っているのかというと、結果的に絵本の形になるのだと思っています。
言葉が生まれる→絵を描く
絵を描く→言葉が生まれる
こういうやりとりを繰り返しているうちに、ひとかたまりの作品や文章が出来上がります。
ひとかたまりの絵や言葉には、関係性や流れが生まれます。絵と言葉に流れが生まれると、そこに「本」が生まれると思うのです。
(いえ、もちろん実際はそんなに単純なものじゃないですし、私は「本」という形が大好きなので、最終的に本にしたい!という気持ちが大前提にあるのですが。)
いろいろなイメージを背負った「絵本」という言葉を離れて、自分の作っているものを表現してみたくて、そうして考えた名前が「詩の絵文庫」です。
思いつきで作ったロゴマークには「poesy」という言葉を入れました。
「ポエム」という言葉にも、本来の意味以上に、いろいろなイメージが付属していますね。
生きていく上で、ポエジーもポエムも、守り温め、大事にしていきたい。そういう気分です。
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