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想像の大木
想像の大木
本を開くと
ぼくの頭から
にょきにょき生えてきた
想像の木。
フクロウが飛んできて
森の秘密を語り出し
迷いこんだ少女が祈り
祈りは囚われの王子を白鳥に変えた
白鳥は宇宙を舞い
銀河鉄道はそれを見ただろうか
星はせわしく瞬いて
五つの月が同時に昇る
七色の花がたわわに咲きみだれ
金色の枝葉がどこまでも伸びていく
葉っぱはさわさわと言った
「ごはんだよ」「ごはんだよ」
ぼくは本を閉じて立ち上がり
階段をかけおりていった。
額縁サイズ:約220mm×275mm
使用画材:水彩・アクリルガッシュ
¥27,000+tax
−個展詳細−
個展「筆が編むレース」
2021/8/25(水)〜9/5(日)
at ranbu Space A → http://blog.ranbu-hp.com
12:30-19:30 火曜日定休