伸びない人の「心の働き」に該当しすぎていた
山田ズーニーさんの「おとなの小論文教室。」
Lesson939 伸びない心を読んだ。
この回では、伸びない人には2つの特徴があるということを話していた。
一つ目は、「られた・された」で語る心。
誰かにされた、やられた
…といったように、自分の行動を全て受け身で捉えてしまう心のことだ。
受け身の思考だと、すべてを誰かのせいにしてしまう。「あの人が言ったから」「あの人にこうさせられたから…」と言い訳するだけ。
ぜんぜん主体的じゃない。
つまり、受け身にしか慣れていないから、主体的な行動をとろうと思うとかなりしんどい。
となると、自分で新しいチャレンジをしたり、誰かに質問したりして「成長する」機会が減る可能性があるのだろう。
これが「伸びない心」につながるみたいだ。
私もよく、会社でうまくいかないときにこういう考えをしてしまう。
自分で考えることをやめてロボットのように動いてしまったとき、「だって偉い人が言うから…」などと人のせいにするような言葉が真っ先に頭に浮かぶ。
当時は頭に血が上っていて…気づかなかった。
あのとき、こういう愚痴を散々聞かされた直属の上司や先輩は、私をどんな風に見ていたんだろうな。
きっと哀れだっただろう。
未熟な姿を見せてしまっていたはずだ。少し恥ずかしい。
さて、伸びない心の特徴二つ目に行こう。
二つ目は、「自分だけが周りよりできていない」と考えること。周囲と比較し、自分を低く見積もってしまうことだ。
周りの人たちは、自分よりスキルがあるように見えるし、自信を持っているようにも見える。
私よりお金持ちで、私より友達が多くて、私より楽しい毎日が送れている。
きっと仕事でも私よりかなり期待されているだろうな。
…こんな風に自然と考えている私は、もちろん二つ目にも該当している。
伸びない心をしっかり持ち合わせてしまっている。
その証拠に、ズーニーさんの文章を読んでいて、心がズキズキと痛かった(笑)
本文では、二つの特徴を説明したあと、このように綴られていた。
自分だけを悲劇のヒロインにするのはやめよう。
自分以外を「みんな」と一括りにして、表面的に見て、
優秀と決めつけるのも、やめよう。
スラスラできるように見えてる人も、
水面下で努力している。そこを見よう。
先へ行くほど課題も大きくなる。
他の人と平等なスタートラインに立とう
そして、「られた・された」をやめよう。
(中略)
学びの体験を、「能動態」で語ろう。
早速実行してみよう。
実は先週、仕事であまりよくないことがあった。
まさに「こう言われた」みたいなのがすごく多かった。
でも、その時私は
「相手の意見を聞いたうえで、ベストな完成形を目指して締め切りギリギリまで改善目指して動けた」
(能動態で語れているだろうか)
覚えが悪い仕事のことも
「私は部署が違うから他の人より商品への理解スピードが遅い」なんて言い訳にしていた。
でも、部署で線引きするずるさを…いい加減捨てる必要があるみたいだ。
誰しもすぐに覚えられるわけじゃない。
じゃあ何ができるかというと、ここでもやはり「受け身」をやめるしかない。
教えてもらうとか、気にかけてもらうことを待っている姿勢があったからよくなかった。
明日からの会社では、少しでも「伸びない心」の働きを逆方向に導いていこう。
すぐにはできないかもしれない。
でも、仕事が終わって会社を出る前に「今日1日何をしたか」を能動的な言葉で思い描くだけでも、まずは十分かもしれない
少しずつ、伸びない心から距離を置けるように…。