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【発達心理学】原始反射について

こんにちは
ここでは、健康になるために知っておきたい事を心理学の観点からお話していきます!
みなさんの暮らしに少しでも参考になれば嬉しいです☺️ 
本日は『原始反射について』です。


はじめに 

発達心理学という言葉を聞いたことがありますか?
身長が伸びたり体重が増えるなどの身体的な成長が見られるように、こころも子どもから大人へと成長していきます。
この、人間のこころの発達を研究する分野を発達心理学と呼びます。


●新生児期

発達心理学では、新生児期、乳児期、幼児期、児童期、成年期、成人期、老年期の7段階に区分されます。
生まれてから死ぬまで人間のこころは成長していくのです。

出生から28日までの時期を新生児期と呼びます。
ここからは、新生児期特有の運動について紹介します。

●原始反射

原始反射は新生児期特有で、やがて消失してしまう身体の運動です。
モロー反射などは、聞いたことある人もいるかもしれません。
原始反射は教わってできるようになるものではなく、生まれつきできるものです。
そして、新生児の意思に関係なく起こる現象です。

なぜ、新生児期だけに原始反射が起こるのか疑問ですよね?
原始反射は、その後の発達で必要になる行動の準備や練習だと言われています。
歩くための練習、食べるための練習etc. . .
それらの練習は後に必要なくなるので、生後3ヶ月くらいには消失し、だんだん自分の意思で動かせるようになっていきます。

原始反射を1つ1つ紹介していきます。


・モロー反射

大きな音や明るい光、身体が傾いたときなどに起こります。両腕、両足を大きく広げたあと、何かに抱きつくようにうごきます。
→外部の刺激から自分を守るため

・把握反射

手のひらや足の裏に刺激を受けると指を曲げます。
→物を掴んだり、持ち上げたりすることの練習

・バビンスキー反射

足の裏を刺激すると足の親指が反り、他の指が開きます。
→二足歩行するための準備

・非対称性緊張頸反射

顔の向きと同じ手足が伸び、逆の手足が曲がります
→手と目を同時に使う練習

・自動歩行反射

両脇を持って体を支えながら、ゆっくりと前に移動させると左右の足を交互に動かします。
→歩いたり走ったりするための練習

・追視反射

動く物が目に映ると、物に合わせて視線が動きます。
→物を認識している指標

・口唇探索反射

口の周りに物が触れると、その方向に顔を向けます
→母乳やミルクを探すため。後に普通の食事を口からできるようにする練習

・吸啜反射

唇に物が触れると、口で吸う動作をします
→母乳やミルクを探すため。後に普通の食事を口からできるようにする練習

さいごに 

本日は原始反射についてお話しました。
いかがでしたか?
新生児のカワイイ反応には意味があったのですね☺️

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!


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