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とある組織でデータの可視化をやった話

2019年にスタートアップ企業に転職してやったことを書きます。

正直まだまだ途中で、やりきれていないところもたくさんあるのですが、自分と同じ or 似た様な環境の人がみて、何かしらの参考にしてもらえるとうれしいです。

入社した時の状況(前提)

会社:設立から数年
従業員数:十数名
データを見る人:経営者、マーケ担当、Webサービスの担当者..etc(数名)
データ管理:マーケ担当者がスプレッドシートで管理

だいたいこんな感じです。2019年の序盤まで従業員数2名だったそうなので、データの整理・可視化などはほとんど手がつけられていなかった状態。また複数サービスを運営しているため、事業を現場で回すことに必死な感じ。

発生していた問題点

・データが意思決定にほとんど貢献できていない
・データによる共通認識が取れていない
・サービスの健康チェックができていない
・見たいデータがない or スプレッドシートに羅列された状態のみ
・データによる施策の振り返りができていない

入社した時に感じた大きなことを書き出しました。正直びっくりしたのですが、会社のフェーズを考えるとこんな企業(サービス)も世の中には結構あるのではないでしょうか..?

目指す世界

当初は「データを組織の意思決定につなげる」ことのみを目指していましたが、途中でピボットし「データ活用の循環のループを作ること」にしました。

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方向転換した理由ですが、「組織の中でデータの価値があまり認められていない」「利活用するにあたってリテラシー・スキルが足りていない」など意思決定する前の段階で難しいと感じるところがあったからです。

やったこと

基本的には「モニタリング環境をつくる」「組織のデータリテラシーをあげる」「活用⇄価値を感じてもらう」を意識して活動しました。

まだまだ途中ですが、下記実施したこと。

事業データ、サービスデータの取得
取得したデータの可視化(ダッシュボード化)
施策の振り返り
モニタリングデータの説明会
データ活用サポート

所感としては、データ取得も大変でしたが、組織や人へのやりとりに想定がいに時間がかかりました。導入にあたっての説明・各種調整が想定外に発生し、新しいことをやることの大変さを思い知りました..。

また社内で活動していくうちに認知され、データ系の相談などがくるようになりました。データ活用実績を作る→広報→データ活用機会ができる...の循環を作ることは戦略的に有効です。

進めていること、これからやりたいこと

基本的にはデータを使うカルチャーを広げたり、事業に利用できることを広げていきたいと思います。

成長サイクルモデル設計とデータの紐付け
成長ドライバーの探索
データを見る機会づくり(slackへの投稿)
まだ取得できていない事業データの取得

まとめ

本職はプロダクトマネージャーなので、平行して進行せざるおえないところがあり、まだまだできていないところがあると思います。

ただ個人的に伝えたいこととしては、こちら。

・周囲の理解があまりなくても、粘り強くアピールしていくと、少しずつ実績ができる⇄精神的抵抗(アレルギー)が薄くなる
・元々あまりデータが事業活用できていない状況からでも、少しずつ活用されていく状況を作れる(カルチャーは少しずつでも変わる)

もし気になること・聞きたいことなどがあれば、Twitterアカウントまでどうぞ。

(終)

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