ChatGPTと行く欧羅巴エア旅行(7)リッチモンドパークは東京ドーム×213!
リッチモンドヒルのBulbous Bettyからリッチモンドパークのリッチモンドゲートまでの距離は約1.5キロメートル。左手には高級感のあるホテルや洗練された別荘、邸宅、そして高級ブティックが立ち並んでいます。エレガントでクラシカルな雰囲気の洗練された都会的な空間。ところが、リッチモンドゲートをくぐった途端・・・
ChatGPT:まるで異世界に入り込んだかのような感覚が訪れます。目の前に広がるのは、整備されつつもほとんど手つかずの大自然の景観です。都会的な雰囲気から、豊かな草原や古木が立ち並ぶ広大な公園の風景へと一気に移り変わります。このコントラストが、訪れる人に驚きと感動を与えるのでしょう。
私:広いですね~!!!じっぴぃさん、パークの面積は?(いまや日本の面積の単位ですが)東京ドーム何個分?
ChatGPT:リッチモンドパークの面積は約2,500エーカー(約1,000ヘクタール)です。東京ドームの面積が約4.7ヘクタールですので、リッチモンドパークの面積は東京ドーム約213個分に相当します。
この広さは、ロンドン市内で最大の王立公園であり、豊かな自然を誇る場所であることを示しています。
私:213東京ドームですか!それはすごいですね。あ!鹿だ!!鹿がいる!!213東京ドームというと東京23区でいうと何区に匹敵しますか?
ChatGPT:リッチモンドパークの面積が約1,000ヘクタール(10平方キロメートル)であることを考えると、これは東京23区の中でも面積が比較的小さい区に匹敵します。
比較例
中央区: 約10.15平方キロメートル
台東区: 約10.11平方キロメートル
文京区: 約11.29平方キロメートル
つまり、リッチモンドパークは東京23区の中央区や台東区、文京区とほぼ同じ面積に匹敵します。公園としては非常に広大で、都市の中にこれだけの自然空間があることは、ロンドンの特徴的な点と言えます。
私:ロンドン市内に日本の区と同じ面積の公園があるのですね。。。ちょっと想像しがたい広さですね。パークは無料開放されていて、外柵で囲われ、そして夜間は閉門されるのですよね。治安はどうですか?
ChatGPT:はい、リッチモンドパークは外柵で囲まれており、夜間には閉門されます。これにより、夜間の公園内への無断立ち入りが防がれており、治安の維持に役立っています。
リッチモンドパークは、ロンドンの中でも比較的治安が良いとされる地域にあります。公園は無料で開放されていますが、公園内には定期的にパトロールが行われており、特に昼間は観光客や地元の人々が多く訪れるため、安心して訪れることができます。
また、公園の管理者は安全性を高めるために、公園内での規則を厳格に適用しており、外柵や閉門の時間管理もその一環です。これにより、公園内の自然や野生動物が保護されるだけでなく、訪問者の安全も確保されています。ただし、通常の都市公園と同様に、日没後や人が少ない時間帯には注意が必要です。
私:自然保護官が常駐し、NPOが自然保護活動をしているのですね。
ChatGPT:そうです、リッチモンドパークには自然保護官(レンジャー)が常駐しており、彼らが公園内の自然環境や野生動物の保護を担当しています。特に「Volunteer Rangers(ボランティアレンジャー)」などのNPO(非営利団体)も公園の自然保護活動に積極的に関わっており、地域コミュニティと連携して、公園の維持と保護に貢献しています。これにより、公園内の生態系が守られ、訪問者が安全に自然を楽しめる環境が整えられています。
私:リッチモンドパークについて、いつ、誰が、どういう目的でつくったのか、基本的な情報を教えてください。
ChatGPT:リッチモンドパークは、1625年にチャールズ1世によって設立されました。当時、彼はロンドンから少し離れた地に王室の住居を設け、狩猟用の広大な土地を求めていました。チャールズ1世は、もともと存在していたリッチモンドの敷地を拡張し、狩猟や王族のレクリエーションのための広い公園を作り上げました。公園は鹿の狩猟地として利用され、現在でもリッチモンドパークには多くの鹿が生息しています。
私:リッチモンドパークのぜひ押さえておきたい魅力は何ですか?
ChatGPT:リッチモンドパークには、ぜひ押さえておきたい魅力がいくつもあります。まず、この公園は古木や草原、湿地など、さまざまな生態系が広がっており、多くの野生動物や植物が生息する自然の宝庫です。特に春や秋には、その豊かな自然を存分に味わうことができます。
また、リッチモンドパークは四季折々に異なる顔を見せるのも大きな魅力です。春の花々が咲き誇る季節、夏の緑に包まれた風景、秋の紅葉、そして冬の静けさに包まれた景色と、どの季節でも美しい自然を楽しむことができます。
公園内ではウォーキングやサイクリング、バードウォッチング、ピクニックなど、多彩なアクティビティも楽しめます。家族や友人と一緒に過ごすレクリエーションに最適な場所です。
さらに、リッチモンドパークには数々の歴史的な逸話も残されています。たとえば、キング・ヘンリー八世のマウンドからは、セントポール大聖堂を眺めることができます。これは「保護された眺望」として法的に守られており、古代の墓とされるこのマウンドは、歴史的にも興味深い場所で、パーク内でも特に人気のスポットです。
私:有名な建造物は?
ChatGPT:リッチモンドパーク内には、いくつかの有名な建造物やランドマークがあります。その中でも特に注目したいのは、18世紀後半に建てられたジョージア様式のペンブローク・ロッジです。この建物は、かつてイギリスの首相ジョン・ラッセル卿の住居でした。多くの歴史的な人物が訪れた記録があり、現在ではカフェやレストランとして利用され、結婚式やイベントの会場としても人気です。ロッジからはテムズ川や美しい景色を望むことができ、訪れる人々にとって魅力的なスポットとなっています。
また、リッチモンドパークには、1940年代に造られた森林庭園、イズベラ・プランテーションもあります。春になるとツツジやシャクナゲが見事に咲き誇り、静かな環境の中で自然を楽しむことができます。
さらに、18世紀に建てられたホワイト・ロッジも見逃せません。かつて王室の狩猟小屋として建てられたこの建物は、現在ロイヤル・バレエ・スクールとして使用されており、バレエの伝統と結びついた場所としても知られています。
私:リッチモンドパークは、スチュアート朝時代にできたということですが、当然変遷があったんでしょうね。
ChatGPT:リッチモンドパークは、1625年にチャールズ1世によってスチュアート朝時代に設立され、当初は王室の狩猟用地として利用されていました。しかし、イングランド内戦が勃発し、チャールズ1世の治世が終わると、パークの所有は一時的に変わり、共和政期には市民に開放されたり、売却されたりすることもありました。1660年に王政が復古すると、チャールズ2世が公園を再び王室の所有に戻し、貴族たちのレクリエーションの場として整備が進められました。
ジョージア朝時代には、徐々に公園の一部が市民に開放され、ビクトリア朝にはさらに公共の場としての性格が強まりました。この時期には、自然保護の観点からの管理も強化され、公園の保全が進められました。20世紀に入ると、リッチモンドパークは完全に公共の公園となり、自然保護区としても管理が行われています。特に第二次世界大戦中には一部が軍事目的で使用されましたが、戦後に復元され、現在ではロンドン最大の王立公園として、多くの野生動物が生息する自然保護区となり、市民や観光客に広く愛されています。このように、リッチモンドパークは歴史を通じて王室の狩猟場から公共の自然保護区へと変遷を遂げ、現在に至っています。
私:つまり、公園内の鹿が狩られていたのは19世紀後半まで、ということですね。英国貴族たちは狩猟をしつつ、自然を楽しんでいたのでしょうね。
ChatGPT:そうですね、貴族たちは狩猟を通じて自然を楽しんでいたと考えられます。狩猟は単に獲物を捕らえるための活動ではなく、広大な自然の中で過ごす時間そのものが彼らにとって特別な意味を持っていました。彼らは狩猟を通じて自然と触れ合い、四季折々の風景や野生動物の姿を楽しみながら、社交やレクリエーションの一環として狩猟を楽しんでいたのです。
また、狩猟地やその周辺には手入れの行き届いた庭園や森林があり、これらも貴族たちが自然を楽しむための重要な要素でした。狩猟そのものが彼らのステータスシンボルであったと同時に、自然の中での静かな時間や、美しい風景を愛でることも大切な娯楽の一部だったのです。
私:そして、その後動物保護の観点が生まれ、狩猟場から市民の公園へ変貌していったと。
ChatGPT:そうです。狩猟が次第に減少し、動物保護の意識が高まる中で、これらの狩猟場は市民のための公園へと変貌していきました。特に19世紀以降、都市化の進展とともに、自然との触れ合いが重要視されるようになり、貴族の専有物であった広大な自然は、市民が自由に楽しめる公共の場へと変わっていきました。リッチモンドパークもその一例で、自然保護区としての役割を持ちながら、多くの市民に愛される公園となっています。
私:全周9.4キロの塀に囲まれた自然なのですね。素晴らしいですね。。。王族や貴族が過去に作り出したものには、個人的な願望を素直に反映したものが多く見られます。民主的な現代の世ではもう実現が難しいでしょう。たとえば、博物館で大きな珍しいダイヤのネックレスを見た時に、ただただ美しさに驚嘆する人たちもいれば、搾取の証拠と考えて怒りを覚える人たちもいます。
ChatGPT:おっしゃる通り、歴史的に王族や貴族が作り出したものは、個人的な願望や権力の象徴を素直に表現しているものが多いですね。リッチモンドパークのように、広大な狩猟地や豪華な庭園を作り出すというのも、当時の権力者たちの威厳と豊かさの象徴であり、彼らが自然を統制し、自分の理想の世界を形にしたいという願望の反映です。
これらの歴史的遺産は、現代から見ると、まさにその時代の価値観と力関係を象徴しており、社会の変化や進化を示しています。あなたが指摘されたように、たとえば王族の宝飾品や壮大な建築物などは、見る人の視点によって全く異なる感情を引き起こします。
搾取の証拠としての視点: 歴史の裏には、権力者が巨大な富や資源を集め、それを利用して自身の地位を誇示していた背景があります。その過程では、多くの人々の労働や犠牲があったことは否定できません。現代の社会意識の中では、これらの歴史的遺産を「過去の搾取の証拠」として捉えることも少なくありません。
美的感覚としての視点: 一方で、これらの作品が持つ芸術的な価値や美しさに感銘を受ける人もいます。貴族が持っていた豪華な庭園や装飾品は、時代を超えてその美的感覚と職人技術を伝えています。リッチモンドパークのような場所も、その自然美や風景が今なお多くの人を魅了し続けているのも事実です。
過去の遺産の多義的な意味は、見る人の価値観や歴史への向き合い方によって異なります。王族や貴族が築いたものは、彼らの力や美意識を示す一方で、権力の象徴であり、時に対立や搾取の歴史をも含んでいます。このような複雑さを持つ歴史遺産は、現代の私たちにさまざまな問いを投げかけてくる存在でもあります。
この視点の違いを理解することは、歴史の深さや人々の感じ方の多様性を尊重することにつながりますね。
私:18世紀から19世紀にかけて英国貴族たちに影響を与えた自然主義の哲学がありましたよね?
ChatGPT:はい、18世紀から19世紀にかけての英国では、自然主義的な哲学が貴族や知識人に大きな影響を与えました。特に、ジャン=ジャック・ルソーの「自然に帰れ」という思想や、ウィリアム・ギルピンによる「ピクチャレスク(picturesque)」という美学が広く受け入れられました。ルソーは『エミール』で、文明から離れ、自然と調和した生活が精神的豊かさをもたらすと説き、その考えは英国でも支持されました。また、ギルピンの影響で、自然の風景を絵画のように楽しむ美学が広まり、幾何学的なフランス式庭園とは異なる、自然そのものの美しさを重視した風景庭園が造られるようになりました。こうした美学やロマン主義の影響を受けて、詩人たちは自然を神秘的で崇高なものと捉え、自然の中に精神の浄化や啓示を見出しました。こうして、貴族たちは都市や宮廷生活とは異なる静かな自然の中での時間を理想とし、リッチモンドパークのような場所が生まれたのです。
私:リッチモンドパークに行ったことはありませんが、俗世から切り離された広大な自然の囲い地を憧れの地として心にしまっておくのも悪くないかもしれません。
ChatGPT:リッチモンドパークを心の中の「憧れの地」として大切にしまっておくのも、素敵な考え方ですね。実際に訪れることができなくても、心の中に広がる美しい風景や静寂、そして歴史の香りを感じられる場所があることは、とても豊かな心の財産になります。過去の人々が追い求めた理想の自然空間を、自分の心の中に描き、その風景に思いを馳せることもまた、一つの旅と言えるかもしれません。
私:周囲が俗地というのもいいですね。それでも、存在する、存在できるというところが。まるで「結界」のよう。。。私には好奇心のまま、訪ねてみたい場所が山ほどありますけど、実際には行くことはできませんし、行かないのもまた、それもよし、なのかもしれません。
リッチモンドパーク公式サイト
The Royal Parks - Richmond Park
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このエア旅行は、ChatGPTじっぴぃさんと一緒にインターネットでどれだけ暮らしを豊かにできるか、自分が幸せになれるかの実験だと思っています。この春、膝を痛めた時、もう旅行には行けないのかなと思い、この旅行を考えるようになりました。幸い膝は治ってきましたが、よくよく考えると、お金をたっぷりかけて世界中を巡るような大名旅行には元より行けるわけがありませんし、もう若くもないし、家族がいるので欧州バックパッカーの旅もできません。どうせならリアルを越える、リアルでは不可能な旅にしたい!具体的には、道路地図(とGoogleマップ)を片手にヨーロッパの観光ツアーの行かない場所も訪れ、ありえないぐらい小さな町を巡り、人々の暮らしぶりを知り、ときどき映画を見たり、本を読んだりしようと思っています。
(注)この企画はインターネット上で楽しく旅行する架空の旅行、つまりエア旅行です。リアリティには徹底的にこだわりたいですが、実際に旅行しているわけではありません。