パピコよ われそんなに美味かったんか
今から2年のある夏の日、
僕はセブンイレブンのアイスコーナーにいました。
その日はやけに暑くて、
常夜灯にすいよせられるガのように
アイスコーナーにフラフラと向かったのです。
あいつがいました。
パピコです。
そう、昔よく食べた “白いあいつ” です。
「懐かしいなあ」という思いで
手に取りました。
パピコを食べていたのは
おそらく中学頃が最後です。
最後にパピコを食べてから30年以上の時間が
経過していました。
生まれは1974年
ウィキペディアによると、
パピコがこの世に生を受けたのは、1974年(昭和49年)。
かのミスター長嶋茂雄さんが引退した年です。
僕は1975年1月生まれなので、
パピコと僕は学年的には一緒なんですね。
当時も食べていましたが、
そこまで抜群に美味しかったという記憶がなく
自然と食べなくなっていました。
時代は昭和、平成、令和と移り変わりました。
衝撃の美味さ
形は変わっていません。
しかし、チューブを押し出し、口に入れた瞬間。
なんじゃこりゃ
心の松田優作が飛び起きました。
そしてパピコをくわえたままの松田優作に胸倉をつかまれ再び、
なんじゃこりゃ
なんでこんなに美味いんじゃーーーー!!
知らんがな優作
衝撃でしたね。
昔食べた時は、チューブ型かき氷というイメージがあって
かなり “氷感” が強いアイスでした。
それが今や、口の中に入れた瞬間、
ホロっと溶けて、あっという間に甘酸っぱい味へと変わり
スルっと食べられてしまう。
あっという間に1本食べちゃいました。
パッケージを二度見しました。
まぎれもなくパピコでした。
秘密はフローズンスムージー
これまたウィキペディア先生です。
そのまま抜粋します。
当初はガリガリした食感であったため成人した顧客の離脱があったが、
1998年になめらかな食感のフローズンスムージーに改良したところ離脱者が
減少し、売り上げが上昇した。しかし、かつての歯ごたえのあるイメージが蔓延していたため、その払拭を図って2016年のCMで「パピコはガリッとしていません」とアピールした。
…なんですって。
昔、そこまで可愛くなかった従妹の子が
いつの間にか成長して、えらいべっぴんさんになっていた。
そんな感覚でした。
それから毎年買ってます。
白いパピコは通年コンビニにあるわけじゃなく、
夏を過ぎると突然姿を消します。
だから今の時期、僕はコンビニで思い出すと
パピコを手に取っています。
皆さんも今のうちにいかがですか?
一応こちらも。