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完全公開 動画の裏側~神は細部に宿る~

ずいぶんと大げさなタイトルをつけてしまい
申し訳ございません。

この記事では現在、Twitterの固ツイにしている
大和出版から1月19日に
リリースされる副業本のティザー(PR動画)が
どんな風に作られたのか、解説してまいります。

その動画というのがこちらです。

動画を一度見ておくと、理解が深まりますので
どうか34秒だけお時間をくださいませ<(_ _)>

作ってくれたのはTACK(タック)さん

TACKさんはKindle作家として活躍しながら
依頼があれば、
Kindle仲間の新刊のティザー(PR動画)を
精力的に作られているデザイナーさんでもあります。

実は今回のティザー制作については
TACKさんから
「わたしに動画を作らせていただけませんか?」という
ありがたい申し出を受けました。

シナリオの提案

TwitterのDMで少しやり取りをする中で、
丸投げは申し訳ないと思い、
ぼくからタタキとなるシナリオを提案しました。


17世紀フランスで一人の哲学者が言った言葉
「人間は考える葦である」

これは副業初心者だったぼくがおよそ2年、
やらかした失敗と、ささやかな成功を綴った本です。

Twitter、Kindle出版、コンテンツ作成、ライティング術副業時代に生きる
ノウハウとマインドを、9万字に込めました。

どうかぼくの失敗を笑ってください、
そしてよければ学んでください。

パスカルの言葉を僭越ながらこう変えます
「人間は考え続ける葦であれ」
ぼくの答えはこの中に。 2023年1月17日リリース

…えーと、長いです(笑)

TACKさんからもツッコミが入ります(当たり前やん)

時間と内容、どちらを優先?

目指すは30秒台

TVCMでも短いものは、15秒です。
ショート動画に慣れてしまった人も多いので
45秒とか1分は観てくれないだろうと考えました。

数日後…ビックリ

最初に見て頂いた、ほぼ完成形と言ってもイイ
ハイクオリティな動画が上がってきたのです!

流れ的には問題がなかったので細部をつめることに。
こんなDMを投げました。

テロップは調整前かも知れないので
余計な口出しはやめておこうと思ったんですね。
そしたら…

なんとやる気に満ちた返信!

改訂案を出しました

ポイントは大きく3つ

①キーワードの色を変える

 「人間は考える葦である」というテロップです。
 この〝葦〟だけ、赤字かオレンジに変えてもらうことにしました。
 さらに葦が読めない方もいると思い、ルビも振ることに。

 強調するためにキーワードだけ色を変える。
 …というのは、TVのテロップでも良くやる手です。

②テロップを全体的に大きくする。

 最初はこんな感じでした。

 これを大きくしていきました。

 もっとキーワードを大きくしました。

 他の文章とメリハリがありすぎて
 読みづらくなったので、
 文章を短くしつつ微調整していただきました。
 OKカットがこちらです。

かなり読みやすくなりました!


③テロップの色を調整する

 「副業初心者のぼくの失敗を」
 「ぼくのささやかな成功を」

 この2つの文章に登場する対照的なフレーズ。
 「失敗」と「成功」

 失敗というテロップは、ピンチという意味合いで「赤」
 成功というテロップは、ポジティブな意味合いで「緑」

 (信号機のイメージですね)

 こんな画像も作って参考にしていただきました。

 位置とタイミングも微調整していただきました。

テロップのタイミング
テロップの位置

普通なら怒りますよね…

こんなに細かい指摘や修正、普通だったら怒りますよね…
「あんた、こまけーよ!」って。
でも、TACKさんは。

こういう人が伸びていくんだなあ~、としみじみ思いました。
本当にありがとうございました<(_ _)>

TV屋時代、よくやってました

2021年までぼくは放送作家をやっていました。
「報道ステーション」も11年半やってきて、
たくさんのVTRを作ってきました。

時には、担当ディレクターと一緒に編集室にこもって
数時間、テロップ直しに付き合ったこともあります。

こんな作業が日常茶飯事だったのです。
今回、あまりに動画の出来が良かったので、
早い話が、TV屋時代の血が騒いじゃいました(;^_^A

TACKさんには、申し訳ないことをしました<(_ _)>
どうかお許しください。

これが、紙の本のティザー動画の裏側、その全てです。
参考になる部分があれば嬉しいです。

「TVはオワコン」なんて言われて久しいですが、
テロップ表記など、学べることはたくさんあります。
スポーツ中継の際に、
試合前に流れる「盛り上げVTR」はクオリティが高いので
ぜひご覧になってください。

気になるテロップはスマホで撮影しておくと、自分の引き出しになります。

以上です!


この記事を読んだうえで、
最後にもう一度、ご覧になってください。
また違って見えるハズです。




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🎈ミツ@変な本を書く作家
これでまた、栄養(本やマンガ)摂れます!