完全公開 動画の裏側~神は細部に宿る~
ずいぶんと大げさなタイトルをつけてしまい
申し訳ございません。
この記事では現在、Twitterの固ツイにしている
大和出版から1月19日に
リリースされる副業本のティザー(PR動画)が
どんな風に作られたのか、解説してまいります。
その動画というのがこちらです。
動画を一度見ておくと、理解が深まりますので
どうか34秒だけお時間をくださいませ<(_ _)>
作ってくれたのはTACK(タック)さん
TACKさんはKindle作家として活躍しながら
依頼があれば、
Kindle仲間の新刊のティザー(PR動画)を
精力的に作られているデザイナーさんでもあります。
実は今回のティザー制作については
TACKさんから
「わたしに動画を作らせていただけませんか?」という
ありがたい申し出を受けました。
シナリオの提案
TwitterのDMで少しやり取りをする中で、
丸投げは申し訳ないと思い、
ぼくからタタキとなるシナリオを提案しました。
…えーと、長いです(笑)
TACKさんからもツッコミが入ります(当たり前やん)
目指すは30秒台
TVCMでも短いものは、15秒です。
ショート動画に慣れてしまった人も多いので
45秒とか1分は観てくれないだろうと考えました。
数日後…ビックリ
最初に見て頂いた、ほぼ完成形と言ってもイイ
ハイクオリティな動画が上がってきたのです!
流れ的には問題がなかったので細部をつめることに。
こんなDMを投げました。
テロップは調整前かも知れないので
余計な口出しはやめておこうと思ったんですね。
そしたら…
改訂案を出しました
ポイントは大きく3つ
①キーワードの色を変える
「人間は考える葦である」というテロップです。
この〝葦〟だけ、赤字かオレンジに変えてもらうことにしました。
さらに葦が読めない方もいると思い、ルビも振ることに。
強調するためにキーワードだけ色を変える。
…というのは、TVのテロップでも良くやる手です。
②テロップを全体的に大きくする。
最初はこんな感じでした。
これを大きくしていきました。
もっとキーワードを大きくしました。
他の文章とメリハリがありすぎて
読みづらくなったので、
文章を短くしつつ微調整していただきました。
OKカットがこちらです。
③テロップの色を調整する
「副業初心者のぼくの失敗を」
「ぼくのささやかな成功を」
この2つの文章に登場する対照的なフレーズ。
「失敗」と「成功」
失敗というテロップは、ピンチという意味合いで「赤」
成功というテロップは、ポジティブな意味合いで「緑」
(信号機のイメージですね)
こんな画像も作って参考にしていただきました。
位置とタイミングも微調整していただきました。
普通なら怒りますよね…
こんなに細かい指摘や修正、普通だったら怒りますよね…
「あんた、こまけーよ!」って。
でも、TACKさんは。
こういう人が伸びていくんだなあ~、としみじみ思いました。
本当にありがとうございました<(_ _)>
TV屋時代、よくやってました
2021年までぼくは放送作家をやっていました。
「報道ステーション」も11年半やってきて、
たくさんのVTRを作ってきました。
時には、担当ディレクターと一緒に編集室にこもって
数時間、テロップ直しに付き合ったこともあります。
こんな作業が日常茶飯事だったのです。
今回、あまりに動画の出来が良かったので、
早い話が、TV屋時代の血が騒いじゃいました(;^_^A
TACKさんには、申し訳ないことをしました<(_ _)>
どうかお許しください。
これが、紙の本のティザー動画の裏側、その全てです。
参考になる部分があれば嬉しいです。
「TVはオワコン」なんて言われて久しいですが、
テロップ表記など、学べることはたくさんあります。
スポーツ中継の際に、
試合前に流れる「盛り上げVTR」はクオリティが高いので
ぜひご覧になってください。
気になるテロップはスマホで撮影しておくと、自分の引き出しになります。
以上です!
この記事を読んだうえで、
最後にもう一度、ご覧になってください。
また違って見えるハズです。
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