文章を書く力が確実UPする本
「人から分かりづらい文章だと言われる…」
「お金が取れる文章を書きたい」
「語彙が豊富じゃないのに文章かけるの?」
文章を書く上でありがちな、こんな疑問や不安にしっかり
答えてくれるのが、
堀井憲一郎さんの「いますぐ書け、の文章法」です。
堀井憲一郎さんは、かつて日本テレビの「TVおじゃまんぼう」に
中山秀ちゃんと一緒にトレンドウォッチャーという肩書で出演されていた
方です。
ちょび髭のおちゃめなおじさんという風貌で、
当時、中学生だった僕は、トレンドウォッチャー??
なんだか怪しいおじさんだな、という印象しかありませんでした。
そんな堀井さんの本「いますぐ書け、の文章法」をふとしたきっかけで知り
Amazon(kindle版はなし)で注文し、読んでみました。
まず、文章自体が圧倒的に読みやすい。
乾いた砂に水がしみこむように、頭にスルスル入っていく。
読みやすい文章って、こういうことなんですね。
アドバイスも具体的かつ実戦的です。
僕が印象に残っているのは
語尾から「思う」を削除すると文章に切れと勢いが出る。
言い切ることから逃げて「思う」を使うことで、どこか日和った文章になり
説得力が半減します。
それを防ぐために、一度書き上げた文章から「思う」を削ってみて下さい。
あなたの言葉がよりクッキリと強調されるはずです。
ちなみにこの文章も「思う」を使わずに書いてますよ。
あとは、難しい言葉・語彙は必要ない。
文章を書くことで戦場で戦うことに例えるなら、
素人は不慣れなマシンガンや銃を使いこなせず、自分が死ぬ。
しかしプロは普段使い慣れたナイフや小型の拳銃を使って相手を殺す。
つまり素人ほど、むやみに難しい言葉、かっこよさげな言葉を使い
何がいいたいのか、よくわからない文章を書いてしまう。
一方プロは、普段使い慣れた、聞きなれた言葉を軸に文章をかくため
どんな人が読んでも分かりやすい文章になる。
そんなあなたの文章をわかりやすくブラッシュアップするテクニック、
文章を書くにあたっての心の持ちよう、覚悟がホントに分かりやすい
言葉で書かれています。
さすがに長年、文章でメシを食ってきた堀井さん。
しかも雑誌という、様々なジャンルをかき分けるスキルが求められる世界に
おいてです。
読み終わった後、昔にTVで見た、なんともヘラヘラしたおじさんの
イメージはきれいに吹っ飛びました。
文章でメシを食いたいと考えている方には必読書です。
これでまた、栄養(本やマンガ)摂れます!