【省察】Xデザイン学校2022年ベーシックコース_#02 エスノグラフィ/行動観察

浅野先生のリフレクションから授業がスタート。

Unlearn

Unlearnは、「自分の得意技・必殺技」を捨てること。
柔道のやわらちゃんのお話を例に分かりやすく説明していただきました。
捨てるだけならUnlearnは簡単なことかと思ったけど、人間今までやってきた経験で物事を判断しがちだし、相当意識しないと知らない間に今までの経験に頼ってしまうなと思い、常に癖づけしていこうと思いました。

ユーザーに聞けば全て解決できるのか?

調査(UXリサーチ)が狂うと、その後どんなことをやってもダメで、UXリサーチはインタビューではない。
5、6人から見つけたインサイトでビジネスを作っちゃう人がいるがこれはNG。最低3つの出所の真ん中に真実がある三角測量が大事。
先に聞かず、まずは見る。発話データの話ばかりしている傾向にあるが、いかに外から見た行動データを取るのかが肝。
一次情報に触れることが大事。

浅野先生

このお話を聞いて、耳が痛くなりました・・汗
調査って新しいビジネスを作る時だけではなく、既存のサービスを改善するためにも行うと思います。現職でも時々ユーザーインタビューをする機会がありますが、ユーザーを先ず見ずにとにかく聞きまくっているので、まさに「回顧型」の答えを受け取っていたなと。そこから得た、2、3人の(…少ない)ユーザーインタビューの内容で全てが解決できるわけはなく(でも現場にいると、解決できたと思ってしまっている)自己満足で終わっている感は、自分でもうすうす感じていたけど、浅野先生のお話を聞いてめちゃくちゃ腑に落ちました。。
ユーザーに「聞けば」全て解決するだなんて大間違い!いかに一次情報に触れるかが大事でそこにヒントが隠されているのだと思いました。
(一次情報をすっ飛ばしてあれこれ動いてユーザーを理解した気になっていたけど、全然理解できていなかったと痛感、、)

エスノグラフィ(参与観察)

調査対象集団のメンバーあるいは準メンバーとして生活行事などに参加し、その社会システム(暗黙の価値観)を自分ごととして捉えること。

浅野先生

コミュニティに準メンバーとして飛び込んでも、受け入れられなかった場合ってあるのだろうか?と思いました。警戒もされるだろうし、そこをどうやって突破して準メンバーとして認められるのだろうか?そこも知りたいと思いました。
新しくサービスを作る場合は、エスノグラフィが大事で、暗黙の価値観を捉えることが大事とのことでした。
そして面白いと思ったのは、エスノグラフィに被験者数は関係ないということ。(被験者が1人でもOK)ユーザーインタビューのような行動観察とは別物で、この2つをうまく駆使していくことが大事なんだなと思いました。

グループワーク

今回の課題は、PDUピラミッドとフレームワークを用いて、良いと思ったプラットフォームビジネスを出すことでした。
特に私にはPDUピラミッドが分かりやすかったです。
今までビジネスを分解して考えることがほどんどなかったので、こうして分解し、あらためてそのサービスを調べると自分が認識してたのと別の方向に会社が向かっていたり、さまざまな発見がありました。
私は「BASE」を調べたのですが、ビジョンが「ペイメントを、世界中の人へ解放する。」となっていて、ECプラットフォームだけかと思っていたのですがそうではなく、ペイメントに力を入れているんだと、そこがShopifyなど他のECプラットフォームと差別化している部分なのだと思いました。

また、グループワークをすることで自分の知らないプラットフォームビジネスを知ることができとても勉強になりましたし、みなさんお話ししやすい人たちでありがたかったです。(他のチームと発表内容が若干被ってしまい、それが発覚した時zoomの画面でみんな苦笑いしていたのが印象的でしたw)

PDUピラミッドは、下に行けば行くほど具体的になる。
アート思考でビジョンを作るが、そこにぶら下がるプラットフォーマーやスタートアップなどもアート思考が必要。

浅野先生

0→1を作るのは苦手だからアート思考はちょっと私には無理かも…と心の片隅で思っていたけど、何をするにもやっぱりアート思考が必要で大事だとわかったので、ここらへんもチャレンジしてしっかり学んでいきたいと思いました。

授業の前半で浅野先生が、「引き出しと収まり」の話をされていて、概念化したものを引き出しに入れること(実装能力)が大事とおっしゃっていましたが、今回のグループワークを通して、もしかしてこれは「概念化」の訓練だったのかな?と思いました。
概念化も意識しながら引き続き学んでいきたいなと思います!

2022/06/18sat 受講


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