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自信のなかった私が3年間マネジメントをやって学んだこと
こんにちは。noteで法人向けプラン「note pro」のカスタマーサクセスチームでリーダーをしている松宮です。
この記事では、新米リーダーとしてマネジメントに悩みながら取り組んできた経験を振り返ります。マネジメントにちょっと悩んでる方や、これから挑戦しようとしている方のお役に立てれば嬉しいです!
※ この記事はnoteのみんな Advent Calendar 2024の16日目の記事です。
学び①リーダーシップのスタイルはひとつじゃない
私がnote社でリーダーになったのは3年前。それまでマネジメント経験はなく、初めての挑戦でした。それから4〜6名ほどのチームのマネジメントを担当しています。
リーダーになったとき、任せてもらってありがたい反面「私で大丈夫なのか?」と自信が持てませんでした。
脳裏に浮かんだのは、これまで出会った素晴らしい上司たち。どなたも優秀で、リーダーシップがあって「ついてきて!」という方が多かった。
一方、私は性格診断テストなどでは「擁護者タイプ」。人をフォローしたり、調整したりといった動きは好きだけど、全体をリードするのはちょっと苦手。
イメージするリーダー像と自分にギャップがあり、どんなスタイルでやっていくのが良いのか、よくわかりませんでした。
最初の頃は、チームをリードしなければと力が入って、空回りしていたように思います。
そんな時出会ったのが「サーバントリーダーシップ」という考え方。このスタイルは、リーダー自身が前に立つのではなく、チームの成功やメンバーの成長を支える縁の下の力持ちのような役割を重視するものです。
「これでもいいんだ!これなら自分にもできるかもしれない」と思いました。
(このスタイルは、寄り添いすぎて、成果に甘くなってしまう落とし穴があるので、そこは要注意ですが)
まずはみんなの仕事の環境を整えることに注力しようと、こんなことに取り組むように。
・1on1でメンバーのコンディションや困り事を聞いて、改善に取り組む
・チーム全体が動きやすいよう他チームとの調整などをスピーディーに行う
・判断が難しい案件は積極的に自分が拾って対応する
そうすると徐々にチームに貢献できてるかな、と感じられるようになりました。
リーダーのスタイルはひとつではなく、自分の特徴に合ったスタイルをとればいいこと、そしてチームの状況によっても変わっていくのが大事なんだな、と考えるようになりました。
学び②リーダーならではの貢献の仕方がある
自信がもてなかったもうひとつの理由が「優秀なチームメンバーに、自分がどう貢献すれば良いのか」ということ。
note proのサクセスチームの主な役割は、法人オウンドメディアの運用をサポートすることです。
メンバーはオウンドメディアの知見とコンサルスキルに長けたプロフェッショナルばかり!一方、私は分析やメールなどテック系の施策、業務改善を主に担当してきました。なので実務面でメンバーにアドバイスできることはなく、どう貢献したらいいものか、、
そんな話を上司の半田さんに相談したら
『私もお客さんとの商談できないよ!セールスやカスタマーサクセスのみんなのほうができる。でも良いやり方を仕組み化して再現性をもたせていくことはできる。そうやって、チーム全体を強くしてくことはできるよね』というアドバイスをもらい、なるほど!
自分よりメンバーが優秀だったり、実務ができなくても、リーダーという役割や視座で貢献できるはず。
今はこんなことを意識したり、取り組むようにしてます。書きながら「まだまだ出来てないやんけ!」と心の中でツッコミが入りましたが、、勉強中ってことで書いておきます!
・経営の視点や長期的視点を持つ
・コストとインパクト(ROI、コスト対効果)を意識する
・goodなことは再現性を持たせたり、仕組みにする
・全体を俯瞰して、優先順位をつけていく。時にはやらない決断をする。
そしてnote社には経験豊富なマネジメントのみなさんや人事チームのみなさんがいて、マネジメントの考え方や手法を教えてくれたり、親身にアドバイスにのってくれるんですよね。本当にありがたい環境だなって思います。
学び③良い目標を作ることが大事
チームのみんなには仕事を通してやりがいを感じてほしいし、希望するキャリアを歩んでほしい。メンバーの得意や強みを自分の中で言語化したり、「将来どうなりたいか」「今どんなことに興味があるか」といったことを、時折お聞きするようにしています。
でも、メンバーがやりたいことをただ叶えるのではありません。チームの目標を達成する、事業の成長を目指すことが大前提。
本人の強みや情熱が解き放たれること。それが、会社/事業の方向性やチームに求められる役割、事業の成長とつながることを意識して、目標作りや役割分担、プロジェクトへのアサインをしています。
絵にすると、ざっくりこんなイメージを頭の中でいつもしています。
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このベクトルがあった時に、とてもポジティブな成果が出る場面が何度もありました!メンバーのチャレンジや進化を間近でみられるのはとても嬉しくて、マネジメントの醍醐味だなあ〜と感じています。
学び④休むことと、自分を褒めてあげることが大事
期待する成果がでなかった時や、リーダーとして思うようなアクションがとれなかった時、必要以上に落ち込んでしまう事が時折あります。
また、40を越えてから体力的にも衰えを感じ、仕事と子育ての毎日に『もう動けない、、』とソファに倒れていることもしばしば。サンタさん私に体力をください…。
大事なのは、物理的にしっかり休むこと!
そして「あなたはよく頑張っているよ!」と自分自身を褒めてあげること。
この2つが、マネジメントに限らず、長く走り続けるために欠かせないポイントだと感じています。
有給休暇も家族のために使うことが多いけど、最近では「自分のためだけの休み」を意識的に取るように。先日もお休みをもらい、一人で長野県、諏訪に遊びに行きました。うち(山梨県の北杜市)から1時間ぐらいなんですよね。
初めて訪れた街をブラブラ心のままに歩いて、ふらっと入ったお店で昼からビールを飲む幸せよ!ちょっぴり疲れてたけど、回復できました。
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もうすぐ年末年始。みなさんもご自身をしっかり労って、褒めまくって、ご自愛くださいね。
いろいろ書きましたが、マネジメントのスタイルは一つじゃないよ、自分の持ち味を活かしたリーダーシップがあるよってことを伝えたかったです。
そしてnote社のマネージャー・リーダーは地位ではなく、あくまで役割。
事業や組織の状況に応じて、今後私もリーダーではなく、メンバーになることもあって当然と思っています。
noteのミッション「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」を、note社のみんなで目指していけることが私のモチベーションの源。なので、その時の組織と自分にあった役割を果たしていきたい!そんなことを思う2024年の年末です。
最後になりましたが、サクセスチームのみなさん、いつも支えてくれて、本当にありがとう。みなさんと一緒に働けて幸せです!
note proのサクセスチームが気になった方は、メンバーの八重樫さんが書いてくれたすてきな記事があるので、ぜひご一読ください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。