遅咲きの仕事スイッチと、逆境下での有益ストレス
長男21歳、次男18歳。子育てが終了寸前の今。私に仕事スイッチが入った
仕事は、ずーっとしてきた。むしろ休業したのは産まれるギリギリまで仕事してきたツケで早産しそうになり家で安静した日々と、育児休暇の一年だけ。その一年の間に、キャリアカウンセラーの資格認定も勉強したのだから、仕事人間だとは思う。
だけど、この数ヶ月で起こったコロナ禍からのスイッチの種類は、ちょっと違うものだった。三月。全ての企業委託がなくなり、出張がなくなり、自宅に籠る日々。逆に「なんとかしなくちゃいけない。自分が周りを元気にしなきゃ」とアドレナリンが出ていたように思う。なぜ、そういう意識になるのかというと、「目に見えないウィルスに負けない!」という気持ちが、おそらく私の中では一番のモチベーションであった。
この数ヶ月。ものすごく仕事の筋肉をつけた。と自負している。
仕事の筋肉は、何もなくなった自由な時間の中でつけられた
オンラインサロン4つに入会。中には立ち上げ1期生で、今まであまり知り合わなかったミレニアル世代の人たちにも刺激を受けた。そして何より自分が意外と世の中をちゃんと見ている。という自信にもつながった。毎日、携帯でニュースを見て社会にもたらす意味を考え、何かアィディアを考えたり、企画書を作成したり、それも仕事筋肉に繋がったと思う。
そして素直に感じたこと。私が持つコミュニティ「ジェネリーノ」のみんなにも、絶対に仕事筋肉をつけて欲しい。とそう思った。多様な人たちと知り合い刺激を受けることで、誰かに依存する形ではなく、自分でいろんなことに気づく。いや、それは学生とか地方の女性とか、いろんな人に。オンラインサロンにしたい想いは去年からあったが、より気持ちが明確になった。
スタイルアンドメンターの事業と、地方や次世代を応援する、ジェネレーションj というオンラインサロンを作った。そしたら、今までずっとフツフツと探していた居場所が明確になった。
つまり、本気でやりたいことと、やっている事業がイコールになった。ということだと思う。
この論文が面白い。ストレス反応とストレスコントロール。九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学。キャリア教育推進支援センター長・講師中村 吉男 著
この論文の最後に、野口英世さんの引用がされているのですが、つまり人は「全力を尽くす時は、今の瞬間に生命を集中している」「与えられた以上に主体的積極的に全身全霊を捧げる時は、人類社会に貢献する奉仕の思いががある、高い目標も持ち取り組むとき精神的な有害ストレスは起きない。有益ストレスに変える。」という論文。
この私の、子育て卒業と自分のやりたいことに出会った仕事スイッチを、どう表現したらいいだろう。今まで、子育てや家事がおろそかになったりすることで、どこかに罪悪感が生まれていたことも確か。世のお母さんたちは、同じ気持ちを大なり小なり感じるのだと思う。例えば子供の中に何か不安を感じ取った時に、「自分が働いているせいだ。」と思うことはまだまだ、なくならない女性の無意識な感情だと思う。
全ては言語化
スイッチが入った状況を、言語化するとしたら、「同性異性全てを含め、自分がどう思われているのか?好かれたい。などの感情がなくなり、人も自分も、もっと尊いもののために時間を使っている意識になる」「人と同じ水準に立ちたいとは思わない。自分が信じる道がブレず、素直に歩ける」「絶対に足元を見ることは外さない。遠くを見ていても、愛するもの、愛すること、愛する人をしっかりとみて傷つけない想いがあるのは、何が大切かは理解しているから」「学ぶことの尊さ。人が教えてくれる自分には考え付かなかったアイディアを素直に受け取れる」
言語化って大切だと思う。何がしたいのか。何が言いたいのか、伝わらなければ想いは伝わらない。
とにかく、スイッチが入ったのだ。遅咲きと言わないでほしい。やはり、環境や子供のこと、そして年齢と共にお母さん的に人を見れるようになった女性ホルモンの安定とか、仕事もなくなったとか。色々重なって、今が一番良いのだから。
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