Generation Mind / Black Swan
ロビン・マッコリー(ex-MSG)
レブ・ビーチ(Whitesnake,Winger)
ジェフ・ピルソン(ex-Dokken)
マット・スター(Mr.BigサポートDr)
によるハードロックバンド
第2弾
今非常に大きな満足感に浸りながらこのアルバムの2周目を聴いている。
EclipseやWork Of Artのメンバーが牽引するような北欧モダン・ハードロック
Greta Van FleetやThe Strutsに代表される新世代ハードロック
Arch Enemyのマイケル・アモットによるSpiritual Beggars、Soilworkのビョーンが主宰するThe Night Flight Ochestra、少し前だとCarcassのビル・スティアーのFirebirdなど70's/80'sオマージュ・ハードロック
20〜40代の若手・中堅がそれぞれの形で奏でるハードロック。どれも素晴らしいし、HR/HM雑食の私にとっては優劣なくお気に入りだ。
しかし、少し前に出たScorpionsの新譜しかり、今回のBlack Swanの2ndしかり、やはり70年代80年代のHR/HM全盛期からハードロックをやってる人が真っ直ぐに奏でるハードロックは別格に尊いなと・・
改めて思いながら聴いている。
Scorpions,DeepPurple,
MSG,Whitesnake,Night Ranger...
紆余曲折ありながらも続いていて、新譜を出し続けているバンドもまだまだあるし
このBlack Swanのように個々でまだ活躍しているプレイヤーが新たなバンドとしてリリースすることもある。
この場合当然、メンバーは50代半ば以上、下手すれば70代のメンバーさえいるのだが、やはりそんなメンバーが演奏するハードロックだからこそ出せる
"本物の70's/80'sハードロックサウンド"
があると思う。
若手が作ったり、演奏するハードロックは
クルマに例えると
「35 GT-Rのエンジンを積んだハコスカ」
だったり
「70年代のフェイスをオマージュした最新マスタング」
だったりする訳で(それはそれでカッコいいのだが)見た目や雰囲気は似ていても、オリジナルのハコスカやマスタングでは無いのだ。
今の車のような鋭さやパワーは無いし、ダサさやアナログ感もあるが
それでこそオリジナル!
なのだ。
まさにこのアルバムは上記の4人のメンバーがジェフ・ピルソンのスタジオに集まって曲を書き、Recした作品とのことで、逆に若い感性が関与しない事により醸し出される生粋のハードロックの魅力が満載だ。
コロナ前のMichael Schenker Festで
マッコリー・シェンカー を
Whitesnakeでレブ・ビーチを生で観ているが、まだまだ彼らはレストアが必要な旧車ではなく、ヒストリックになりつつはあるが、まだまだ現役ででサーキットを走れるスポーツカーだった。
Black Swan是非3rdアルバムにも期待したい🤘