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ネーミングの由来で用語を深く理解する~OS・ターミナル・シェルを例に~

万物には必ずネーミングの由来がある

案内人の加藤です🥕

このnoteは「ネーミングの由来」を深く考える大切さを述べたいと思います。実はどの分野でも名付けられている用語はその技術や手段、特徴を最も良く表す文字列で名付けられています。記事の内容自体はITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者の資格取得にいそしむ方がターゲットなります。しかし、この「ネーミング」がその技術を最も表現している事を理解していただける題材としてはとても良いと思ったので扱いました!

ですので、PCをあまり知らない方でも、「こういう風に覚えたり、用語を理解すれば楽だな~」という事が伝われば幸いです!

OS (オペレーティングシステム)

パソコンやスマホなどのコンピュータを制御する上では欠かせない役割を果たす物になります。このOSがないパソコンやスマートフォンはただの光る板になるのです。

例えば、スマートフォンで言えばAndroidやiOSがあったり、パソコンではWindows、macOS、Linuxなどがあります。

OSの無いPCやスマホはただの光る板で、このOSが入ることで、はじめてPCやスマホとして機能するのです!人間で言うと「人格」に相当する「機格」みたいな物です!

実はPCやスマホとユーザの間では、そもそも扱う言語が違います。ですので、ユーザの指示をコンピュータが理解できる様に「仲介者」が必要になります。この仲介者の機能を果たしているのがOSです。

ここまで見てもらってわかるとおり、OSはスーパーマン(天才)です。ですので、ユーザにとって扱いづらい物でもあります。そこで、次のターミナルとシェルの出番になります。

ターミナル

黒い画面でパチパチ入力する例の画面見たことありませんか?

ターミナルの例 (画面がターミナル)

そう、これです。この画面の事をターミナルと呼びます。見た目や操作性を担当しているソフトウェアさんです。実際にOSに指示する手段がないので、このターミナルを使ってユーザは命令を入力し、OSはそれを理解して命令通りの動作を行うのです。OSへ書く手紙、いわゆる伝達媒体ですね。

シェル

ターミナルだけでは、OSへの伝達媒体が準備できただけです。しかし、この段階では「どんなメッセージなら相手に伝わるのか」という要素がないので、何を書いても理解してくれません。そこで、実際にOSに伝える事のできるメッセージを解釈し、OSに伝えてくれるソフトウェアがシェルになります。

※(資格勉強社向け)実際にGUIのシェルとしてはWindowsでエクスプローラー、macOSでFinderがあります。CUIのシェルとしてはbashやWindowsのPowershell、コマンドプロンプト、macOSではzshがあります。

さあ、この3つの技術をつなげて理解!

まずはネーミングの由来を見ましょう!

  • OS (オペレーティングシステム):作動させるシステム

  • ターミナル:末端の

  • シェル:貝殻

OSは先ほど見たように、「コンピュータをただの光る板でなく、コンピュータとして使うための機格」と説明したように、コンピュータを動作させるシステムであるとネーミングから解釈できます!

ターミナルは「OSへのお手紙のような伝達媒体」と説明しました。実はこのターミナルという画面がOSに最も近い命令を行う画面、つまり「終点」を表すので、ネーミングと合っていますね!

最後に、シェル。やっかいですね (笑)
「何でコンピュータのお話なのに貝殻が急に出てくるん!?」
と思われている方もいるでしょう。では、実際に「シェル」を「貝殻」と解釈したときに、OSとターミナルの立ち位置を図で描いてみますと、、、

シェルを中心に3つの要素をまとめた図

このようになります。

OSは「貝自身の人格(貝格)」、ターミナルは「貝とのメッセージ交換媒体」、シェルは「貝の中身とターミナルの間に立ち、メッセージを解釈し、OSに伝えてくれるもの」だと理解することができます!

まとめ

実際のネーミングの由来を見るのは、時間的効率の観点からとても良いと思います。しかし、こじつけでも良いので、「こんな由来でネーミングされたのだろう!」と考えることは決して無駄ではなく、自分の理解を促進させ、それを知らない相手へのわかりやすい説明へと昇華させる事ができる可能性を秘めています!

ここまで読んでくださった方々は、おそらく何か得た物があると思います。皆様の感想などを是非コメントで書いてみてください!お待ちしております!

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