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音の出るおもちゃの改造1〜スイッチを接続するために〜
夏休みは毎年、特別支援学校や発達センターでスイッチ講習会をしていましたが今年はコロナ禍で全て休止。代わりにここでおもちゃ改造の仕方を紹介します。就学前のお子さんにたくさんのニーズがあるおもちゃ改造。既製品をプレゼントしてもなかなか自分では遊べないという保護者の方からの声が多いです。今回は、大人気のワンワンの音の出るおもちゃの改造です。このおもちゃ音源が豊富で子どもが飽きないです。固定ベルトもありよく考えられています。スイッチを差し替えたり、2つ以上のスイッチで選択的に押すことを楽しんだり、遊びのバリエーションが豊富です。
■ 材料
・ワンワンとうーたん ワンワンとおでかけ! しんごうピカピカハンドル
ネジで開きやすく、中のスペースもゆったり。スイッチ位置も確認しやすく、改造しやすいおもちゃです。作りもしっかりしています。
■ 道具
・ドライバー
・ワイヤーストリッパー/ニッパー/ラジオペンチ
・テーパリーマ(穴を広げるために)
※ 黒の部分が「背骨くん」です。これがすごく便利で、下写真のようにおもちゃ本体部を固定知るのに役立ちます。熱には弱いので注意。
・ハンダゴテ
・ハンダ
■ 作り方
・ネジを取りボディーを開けます。ジャックを固定するためにキリで穴を開け、リーマーでジャックの金属部分が通る穴を開けます。ここで開けすぎると留め金まで抜けてしまうので注意してください。
・裏からジャックを通して留め金で固定します。ジャックは3つベロが出ていますが、中央のベロは使いませんので写真のように折っておきます。
・全部で8箇所です(写真は7箇所ですが後から右端2つの間に一個付け加えました)。結構大変。音源をフル活用しなくてはもったいないですが、初めて改造する方は2箇所で十分かなと思います。音が最低2種類あれば選択的活動ができます。くれぐれも無理のないように。
・基盤に電線をハンダ付けしていきます。場所がややこしいので順を追って、黄色の矢印でマークしておきます。極性はないので、黒、赤どちらをどちらに付けても大丈夫です。では行きます。最初にここ。
・次にここ。
・次にここ。
・まだ続きます。
・こっちも。
・ここも。
・あと2箇所
・最後。全部で合計8箇所。お疲れ様でした。
・ハンダ付けは続きます。今度はジャックの方にハンダ付けです。これも極性なしなので赤、黒どちらの線をどちらのベロにつけても大丈夫です。
・全てのジャックにハンダ付けしたら蓋を閉めて完成です。締める前に動作確認を忘れずに。ジャックと対応するボタンにタッグシールなどで目印をつけておくと便利です。
・早速夏休みの宿題として「学びサポート」利用者の方にお送りしました。