コーヒーを消費しているようで、我々は情報を消費しているのではないか?
趣味カフェ巡りとは
初対面で趣味を聞いてカフェ巡りって言われることが多いのは私だけでしょうか?
このカフェ巡りについて考えたいと思います。
話は変わり、ランチ選びについてです。営業マンである私にとって、仕事の合間の至福の時間であるお昼ご飯は一日のポテンシャルを発揮するのにも重要な要素となります。(食べれない日も多いが…)
見知らぬ土地に来た際も高いランチのハードルを効率的に突破する為、普段からそそくさとネットのレビューに頼る私ですが、上司らを見渡すとまだ誰かに聞いたからというプライベートな口コミで店を選ぶ人も見受けられます。
そもそもホットペッパーだのグルナビも無い時代、美味しい店を発掘するには自分自身で開拓するか誰かに直接聞くくらいしか余地がありません。
ネットの時代になり、一気に情報が溢れそしてアクセスしやすくなった現代、気がつけば食を消費するのではなく、情報を消費しているように思えてきました。
話はカフェに戻ります。
つまり何が言いたいかというと、カフェ巡りを趣味とする大多数の消費者は、情報を消費しているだけになっていないかということです。
自身の足と舌と勘で新規開拓している方は本物ですが、SNSで映えを目当てで巡る行為は情報を消費している場合も多いです。
映えを追求しているお店がおかしいわけではありません。SNSで映えるということは充分なアドバンテージでしょう。
味も体験も見た目も良いことが映えには重要です。商品として充分に完成されていることでしょう。
しかしながら長く強い店を、ブランドをと考えた時は不十分な要素があります。
一見さんに一見だけで大量消費されること、つまり趣味カフェ巡りさんたちに写真を撮られて「いい店だったー」で終わることは店としてマイナスです。
商品力一本で、映え一本では模倣され、淘汰されるのがオチでしょう。
飲食店は先行者利益は少ないです。後から出てきたやつに負けるなんてザラです。
この時代に店をやるからには、消費されて終わらないだけの消費者との繋がりの重要性に気付く必要があるのでしょうね。
常連化曲線によると3回来たら、もう常連らしいです。3回で飽きられたら話にならんということです。普段3回以上行く店でチェーン店以外はありますか?
意識すると自分が何に惹かれているのかがわかると思いますよ。
何度も行きたいと思う店は何かしら理由があるというわけです。
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