見出し画像

私の株式選別方法ーアドバンテストの25/3 2Q決算のポイント

2024/10/30 アドバンテストの2Q決算が発表されました。
大切なところだけピックアップしましたので、参考にご覧くださいませ。


株予報より

営業利益 2Q 94859
コンセンサス 2Q    66820
94859/66820=1.4196  ⇒41.9%過達

過達の理由

データセンタ向けのHPCデバイスやHBMなどの高性能DRAMといった、AIの普及に関連する半導体の需要が半導体市場の伸びを牽引したことから、半導体市場は、前年同期の調整局面から一転して、回復傾向となりました。一方で、AI用途以外の半導体は依然として軟調に推移しており、半導体市場全体としての需要の回復はまだらな様相を呈しました。
当社グループの半導体試験装置ビジネスにおいては、AI関連の高性能半導体向け需要が大幅に拡大しました。
当社グループは、顧客の要求納期に最大限応えるべく、部材調達および製品供給能力の確保に努めました。
これらの結果、売上高は3,292億円(前年同期比51.4%増)、営業利益は949億円(同2.7倍)、税引前中間利益は926億円(同2.8倍)、中間利益は693億円(同2.7倍)となりました。顧客の旺盛な需要と収益性の高い製品の
販売比率上昇、円安による増収・増益効果などにより、売上高、営業利益は中間連結会計期間としての過去最高額を更新しました。当中間連結会計期間の平均為替レートは、米ドルが154円(前年同期139円)、ユーロが167円
(同151円)、海外売上比率は97.0%(前年同期95.4%)でした。

決算短信より

AI関連の高性能半導体向け需要が大幅に拡大したようですね。

では、事業セグメント別の売り上げを見てみましょう。

決算説明資料より

SoCテスタの伸びが凄いですね。
メモリテスタもいい感じで伸びていますが、全体から見ると寄与度は高くないですね。
更に、地域別出荷額を見てみましょう。

決算説明資料より

台湾、韓国の伸びがいいですね。中国の比率が低いのもかなりポジですね。

今期のガイダンスが変更されました。

4Q営業利益 
ガイダンス 165000←138000
コンセンサス 150838
165000/150838=1.093  ⇒9.3%過達

ここで営業利益の推移を見てみましょう。

ヶxtるさん説明資料より

1Q;313⇒2Q;636(今回)⇒3Q;350(701/2)⇒4Q;350(701/2)
見た目、減速感が感じられて良くないですね。

総合判断は、ややポジ~ニュートラルです。
2Qの伸びは素晴らしいです。通期のコンセンサスはある程度織り込まれていたようですが、過達度は9.3%なので、あと約10%上昇がいいところでしょうか?

最後にアドバンテストの週足を載せておきます。

株探より

既に織り込まれていたとみるか、まだまだとみるか難しいところですね。。

以下資料


いいなと思ったら応援しよう!