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私の株式選別方法ーディスコの25/3 1Q決算のポイント

2024/07/18 ディスコの25/3 1Q決算が発表されました。
大切なところだけピックアップしましたので、参考にご覧くださいませ。

株予報より

1Q営業利益
実績;33376
コンセンサス;33900
33376/33900=0.984543
1.5%未達です。
では、1Q業績の会社見解です。

当第1四半期連結累計期間(以下、当期)は、スマートフォンやPC向け半導体の設備投資が低調な一方で、生成AI関連の需要拡大など特定の用途において積極的な設備投資の動きが見られました。
このような市場環境のもと、精密加工装置の出荷は付加価値の高い製品を中心に堅調に推移し、消耗品である精密加工ツールの出荷も顧客の設備稼働率等に連動して高水準の需要が継続しました。その結果、当期の出荷額は
初めて1,000億円を超え四半期最高を記録
しました。
こうした環境のなか、機械装置の検収も進捗し売上高は前年同期と比べ大幅な増加となりました。
損益については、為替の影響と高付加価値案件の増加などによりGP率が大幅に上昇したことで、人件費や研究開発費など販売管理費の増加を吸収して大幅な増益となりました。

決算短信より

GP率;粗利益(Gross profit)とは、売上高から売上原価を差し引いた残りの利益で、売上総利益ともよばれる。ー参考ー

25/3通期の見通しについて、2Qについて開示されました。


25/3 2Q営業利益
ガイダンス;66000
通期コンセンサス;74500
伸び率;66000/74500=0.885906⇒11.4%未達です。
ここで為替感応度を考慮してガイダンスを見直します。

決算説明資料

2Q為替前提 150円
為替感応度 15億円
2Q営業利益 326億円
為替155円で為替感応度を考慮(ユーロはドルの10%以下なので無視)
326+(155-150)*15/4=344.75
1Q+2Q⇒33376+34475=67851
2Qコンセンサス;74500
67851/74500=0.910⇒8.9%未達

1Q決算は、コンセンサスやや未達となるもいい決算でした。
2Qガイダンスはコンセンサス未達が8.9%とややネガです。

では1Qの出荷額を見てみましょう。

決算説明資料より

出荷額は過去最高となり、業績の回復が顕著ですね。今後検収が進みますので、業績への寄与が期待できますね。

総合評価はニュートラルです。
1Q決算はいい着地でしたが、2Qガイダンスが弱く、ややネガですが、
出荷額がいい伸びであり、総合評価ではニュートラルな印象です。

以下引用先


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