2023/02/28 ブルームバーグより、AMATの半導体製造装置の新製品についての記事が出ました。
下記にもありますように、ASMLの製品と一部競合するようであり、ASMLの株価に影響がありました。
又、3/1 日本市場でもEUVマスク欠陥検査装置メーカーである、レーザーテックの株価が下落しました。下落幅自体は大きくありませんが、大きな出来高となっています。
今回、AMATの新製品の情報について、現時点で判明している情報から、半導体製造装置メーカーへの影響を考察してみます。
まずは、第一報の記事について
内容が良くわからないので、次の記事です。
これでも良くわからないですね。
次に Centura sculptaの動画説明がありましたので、紹介します。
上が従来のダブルパターニングです。
リソグラフが2回と、洗浄、CMP等、2回行わないといけないですね。
下が、AMATのCentura sculptaです。
EUVパターンで1回穴をあけるところまでは同じですが、その後、光線で、穴を広げています。
整理すると、
①リソグラフィは2回⇒1回へと半減
②EUVを使うことは、変わらない
③洗浄工程等、簡略化
半導体製造装置メーカーへの影響としては、
リソグラフィの回数が減るので、レーザーテックがやはり大きそうですね。
尚、今後追加情報があれば、noteに追記していきます。。
以下引用資料
3/2 追加情報です。-1.6%前後の下落です。
確かに弱い動きですが、株探情報が正しければ、絶好の押し目かもしれませんね。
2023/03/02 追加情報です。
以下引用先
2023/03/13 追加情報です。
楽天証券の今中氏より、Centura Sculptaの解説がありましたので、追加します。
新しい情報としては、東京エレクトロンでは、AMATの今回製品とほぼ同等の物をもっているが、製品化していないというのがあり、おそらくコストメリットが小さいため、顧客への訴求力が小さいと考えたのだと思います。
整理すると、
東京エレクトロンへの影響;ほとんどなし
後工程への影響;なし
レーザーテックへの影響;評価に時間がかかる
レーザーテックの株価が冴えないのは、疑心暗鬼の最中だからといったところでしょうか?
以下参照動画