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わたしたちは、「豊かさ」を求めて働いているんじゃなかったのか。働けば働くほど、「豊かさ」から遠ざかっていくように見える。

SNSのタイムラインに、次の記事が流れてきた。

> 日本のワーキングマザー 妻の過大な負担・夫の過少な支援 https://www.nytimes.com/ja/2019/02/02/world/asia/japan-working-mothers.html

これ、The New York Timesの記事で、日本の「共働き家庭」をとりあげているんだけど、夜遅くまで働き詰めの夫と、仕事をしながら家事育児に追われる妻の日常がレポートされている。

今回は、ジェンダー格差のことを主題にしたい訳ではないので、そこはいったん置いておき(また別の機会に)、「豊かな生活とは何か?」について考えてみたい。

多くの人は、「豊かさ」を求めて働いているんだと思う。

自分や家族が豊かになるために、働く。

でも、記事にあるような、仕事や家事育児に追われ続ける生活って、「豊か」と呼べるんだろうか。

むしろ、働けば働くほど、「豊かさ」から遠ざかっていくように見える。

いつのまにか、望んでもいない「豊かさ」に向かって、働き続けてはいないだろうか。

今、社会全体が、「働き方改革」の名のもとに、働く仕組みを変えようとしている。

ただ、それによってどんな「豊かさ」を目指すのか、そこの論点が抜け落ちている気がする。

「働き方改革」で残業は減ったけど、その分、副業を増やし、結局、仕事や家事育児に追われる生活は続く・・、みたいになったら笑えない。

人々が豊かな生活を手にするための「働き方改革」であってほしいと思う。

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トモさん(松井 知敬)
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