Zoomでクロスワードやってみた|6月17日(水)みんなのオンライン教室レポ
「みんなのオンライン教室」運営メンバーの松井(トモさん)です。
6/17(水)は、午前枠「トモさんクラス」を担当しました。
「トモさんクラス」は、「何も課されず何も求められない時間」です。
今日は、こども2名が入ってくれました。
例によって、「なにする?」というところから始まり、1人が「クロスワードしたい」と言ったので、「じゃあ、してみよう!」ということに。
クロスワードパズルを提案したその子が、自分の持っているクロスワードパズルの本をwebカメラで映してくれたんですが、鮮明には読み取れません。
すると、もうひとりの子が、「検索してみる」と言ってネットでクロスワードパズルを探し始めました。
そして、「画面共有していい?」と言って、検索結果を画面共有。
「これは英語やから分からない」
「これは答えが出ちゃっている」
わいわい言いながら探していると、良さそうなのが見つかりました。
Zoomの画面共有は、上から文字を書き込むこともできるので、「直接、書き込んでみよう!」ということで、みんなでクロスワード開始。
3人で空欄を埋めていきました。
何するかを決め、うまくいくように考え、調べ、提案し、協力し、間違いがあれば正し、そして、成し遂げる。
時間にしたら15分程度なので、小さなことのように思うかもしれませんが、立案から達成までを一貫して自分たちだけでおこなっています。
「みんなでクロスワードできたなー」
「できたねー」
この積み重ねは、主体性の確立につながりそうです。
その後は、みんな大好き「鬼滅の刃」の話に移行。
「鬼滅の面白さを説明してくれへんかなー、トモさんまだ読んだことないねん」
とお願いしてみたら、こどもたちによるキャラクター紹介が始まりました。
イチオシを訊いてみたら、ひとりの子は「しのぶ」で、理由は「毒を使うのがかっこいいから」とのこと。
もうひとりの子は「あおい」で、理由は「優しいから」とのこと。
個性、出ますね、やっぱり。
「スキ紹介」は自己探求のきっかけになると思うので、「好きなの教えて」という質問はよく投げています。
次、尋ねたときは、どうなっているかな?
しばらくしてから、同じ質問をしてみよう。
その後、鬼滅のパロディ動画をみんなで鑑賞することに。
こういうのも、「何も課されず何も求められない時間」だからできること。
この辺りでこいちゃんが参加し、おとな2名、こども2名となりました。
動画鑑賞後、みんなで会話。
トモさん:(Zoomで)顔が見えないと喋りにくいよね。
○○○:分かるー。
トモさん:なに考えているか分からへんから。
○○○:顔が見えても、表情に出ない人もいるよ。
トモさん:へー、相手の表情も見ているんや。
○○○:見るよ。
この子は、とても神経が細やか。
人の表情もしっかり見ているようです。
トモさん:昔、なに考えているかわからないって、よく言われててん。
○○○:顔に出ないってこと?
トモさん:そう。そして、マイペースやねん。
○○○:わたしもマイペースってよく言われるよ。
トモさん:マイペースってラクよね、干渉されないから。
○○○:わたしはひとりも嫌だけど、大勢も嫌。同じマンションの幼なじみとよく出かける。気が合うんだよ。
最近、こどもたちと打ち解けてきて、わたしも、自分自身のことをこどもたちによく話します。
そして、こっちが心を開くと、それに合わせるかのように、相手も心を開いてくれることが多いです。
トモさん:トモさんなー、普通じゃない人になりたいと思っているねん。
○○○:自分が普通かどうか、分からない。
こいちゃん:普通ってなんなんでしょうね。僕からすると、みんな普通じゃない人。
トモさん:じゃあ、普通の人ってのは、枠に自分を入れるのが得意な人、かな。
○○○:わたし、得意じゃない。
トモさん:ここに来ている人って、みんな得意じゃなさそう。おとなもこどもも。
こんな感じで、会話が進んでいきます。
「トモさんクラス」は、他のクラスと違って、「おとなが提供し、こどもが受け取る」という感じではないので、自然と関係も対等に近づきます。
そして、目的を設けずに過ごすことで、真の主体性とは何かを一人ひとりが感じとっているんじゃないかと思います。