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#41 別居のスタートです

ハワイのあと、性生活を拒否してから、正之はもう離婚しかないと思うようになりました。

私もそれを望んではいましたが、性生活をしない代わりに正之のお小遣いアップという方法で、しばらく家族を続けていけるなら、それでもいいなぁと、少し思っていたんです。

それはもう少し娘と一緒に過ごすには、正之にお金を稼いできてほしいからという、単なる金銭的事情でしたが。


でも、正之は別居の準備を始めました。

別居の準備をしながらも、まだ復縁したそうに、もっと幸せそうにしろみたいなことを要求したりする日もあれば、俺はもう誰もと関わりたくないし実家とも縁を切るし一人になりたいんだと泣き言を言って見せる日もあれば、殺してやると怒鳴る日もあれば‥‥という毎日でしたが。

そのどれもに、私が応えないのを見て、別居の準備を始めていきました。


それと、並行して、公正証書も作ることにして、私は弁護士にアドバイスをもらいながら、原案を作りました。

この話し合いも沢山理不尽なことを言われて苦労しましたが、それはまた次回。


別居の前日、私は正之の両親に挨拶にいきました。「明日正之さんから大事な話があります。私は一緒には来れませんが。色々頑張れなくて申し訳ない」というような話をして、帰ってきました。

ご両親は夫婦喧嘩か?くらいに思っていたでしょう。

私は会うのは最後かもしれないと思って、正之の実家をあとにしました。

今でも実家のご両親には大事にしてもらったと思うし、思い出も沢山あるし、いつかまた笑顔で会えたらいいのになと思っています。ひそかに。


そして、別居の当日。離婚が成立していないけれど、新居が借りれたタイミングで出ていくことにしたようで、ある日正之は出ていきました。

「元気で」と送り出したあと、私は少し泣きました。


離婚したくない、やっぱり一緒にいたいという涙ではなかったけれど。

こんな結果を望んでいた訳じゃなかったのになと思ったら、泣けてきました。

娘たちは、何で泣けるの?やっと出ていったのに?という顔をしていたし、パパがいなくなる不安はほぼないみたいでしたが。


私はというと。家に男手がなくなるという防犯上の不安が押し寄せてきて、別居から3日は不安に押し潰されそうになりました。

3日‥‥。

我ながらめっちゃ短いなぁ(笑)

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