#40 何もしなくても動き出した
私の離婚の背中を押した4つのものについて、全て書きました。
私のされていることはDVだよと認めてもらったモラハラカウンセリング。
未来は明るいんじゃないかと思えてきた探偵事務所のアドバイス。
本当の気持ちに気付き、思い込みを手放し、不安を解消してくれた方眼ノート。
私の背中を押してくれたハワイ。
この4つを経て、私はどうしたか。すぐに離婚に向けて動き出したのか。
というと動き出してはおらず、私に触れないでと伝えただけです。
でも、それだけで、事態は勝手に動き出しました。
プライドのかたまりの正之にとって、お金を払ってもらっているにせよ、夜の生活を拒まれることは耐え難く。
精神バランスを崩しながら、離婚や離婚やと騒ぎ出しました。
いつもはそう騒ぐと、私がなだめて、謝って、セックスにも応じて、自分の思い通りになってきたから。
でも今回、私がなだめてあげなかった、謝らなかった、セックスを断ったことで、思惑が外れつつも、もう引き返せない正之は離婚の準備を始めてくれたのです。
具体的には。
「私は離婚したくないから。離婚したいなら、正之がこの家を出ていってね。あなたがそこまで本気なら、私も離婚には応じるから。」
と伝えておいたら、正之は別居の準備を始めました。
子どもの生活を変えたくなかった私は、自宅を追い出されることだけは避けたかったので、これには本当に救われました。
住むとこが譲ってもらえたら、あとはどうにかなると思っていたので。
あの時、正之が謝ってきたら、俺が変わるからと言ってきたら、離婚はできなかったか、私が家を出るかになっただろうなと思うので、
正之のプライドが高くて良かったなと思います。
正之は「謝ってきたら許したるぞ」「泣いてすがらんのか」と言ってきたことがあり、本当は家族と離れたくはなかったと思います。
でも、自分が下手に出て歩み寄ることはもうできず、結果事態は進んでいくことに。
歩み寄るだけの愛情がなかったのかもしれませんが、彼の歩み寄れないプライドに感謝しました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?