#42 公正証書ができた日
別居準備と並行していたのが公正証書作り。
別居は主に正之が不動産屋を回り、内見に行き、家電などを買いに回るので、私は何もしませんでした。
私がしたことと言えば、高熱費や通信費の支払い口座を変えるくらいかな。
なので、公正証書作りは主に私が担いました。というか私のお金で弁護士相談もつけて、私が作りました。
決めたことは、
☆私が家をもらう代わりに、退職金の分与は放棄。
☆年金は分割。
☆学資保険は分割せず子どものものとする。
☆学資保険で賄えない進学資金は、その時に折半で払う。
☆養育費の支払い。
☆面会の約束。
あたりかなー。
正之は、最初は家は売ればいい!と言ってきたり、学資保険も解約して折半や!と言ってきたりして、子どもの生活を考えているのか?というような発言ばかりしてました。
ただ、それに備えて弁護士を雇ったようなもので、弁護士さんから子どもの福祉を考えたら、こちらがよいというようなアドバイスを織り交ぜてもらいました。
正之は学歴にコンプレックスがあるので、弁護士からのアドバイスと言われただけで、もう言い返せなくなる感じで。そう予想していたので、私は公正証書案は必ず弁護士と作ろうと思っていたんだけどね。
あとは、私が再婚したら養育費は払わないと言い出して、それすら子どもの福祉を考えたら拒否できるんですよね、ほんとは。養育費は私のために支払うわけじゃないから。
なのに、私に彼氏ができたらもう支払わないからな!公正証書に書いとけ!と言い出しまして(笑)
これには弁護士さんも、速攻却下。無視しましょう、と。
弁護士さんが、子どものためにならない決まりは入れれないと言ってたよと伝えたところ、正之は黙りましたが。
そんな感じで、訳のわからない決まりを作ろうとしては弁護士さんに却下してもらい、公正証書案を作り上げました。
この原案をもとに、公証人役場で正式な公正証書を作ってもらいます。
弁護士にも、公証人役場にもそれなりのお金を払うので、少しもったいなかったけど、私の望みを反映した公正証書を、DV夫と作り上げるには、必要だったなと思います。
そして、公証人役場へ。ほぼ原案はできているのに、公証人役場でまた作り上げてもらうには数ヶ月待たされることに。役所って遅いっ。
待つ間にも正之は攻撃的なラインをたくさんしてくるので、公正証書早く!早く!と毎日祈って過ごした記憶があります。
待ち望んだ公正証書が出来た日。
仕方なく、正之と同席して説明を聞き、捺印。
あー、これで、離婚できる。とすごくほっとした。
正之は「離婚届け出す前に家族で会いたい」と言ってきたけれど、私は公正証書が出来た日に離婚届けを出してきました。
正之からきたライン。
「やっと出せましたね。おめでとう。」
なんだそれ?と思ったけれど、
心の中で、「はい、ありがとうございます。」と唱えました。
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