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#37 ハワイが私に素直になれと背中を押した

ハワイまでは頑張ると決めていた私。

ハワイから帰宅したら、もう頑張れない、もう無理だという思いが一気に溢れ出しました。

でも、頑張れないと思った気持ちは、今思えば、自分に素直に自分を大事にし始めたということだなと思います。


そして、自分に素直になった私は、正之に伝えました。

離婚を?

いいえ!

もう私を触らないでくださいと伝えました。



セックスさえ我慢していれば、彼の怒り(DV)はやり過ごせたり、しばらく平穏になったりする。

逆に我慢しないと、嵐がやってくるし。

だから私はずっとずっと、自分の気持ちに蓋をして、とにかく過ぎるのを待っていた。

家庭が平和であるように努力してきた。



これ、努力の方向、間違ってると思う。ほんとに思う。

でも、この我慢がなければ、今の生活はないと思うし、何より今さら何を言っても仕方ないし。


とにかく私は、もう好きじゃないなと思ってから四年以上、彼に触らないでと言えなかった。


それが、もう本当に無理だと思って、伝えたのです。

初めて、どうなるか分からないけれど、自分の気持ちと体を大事にしようと決めたのです。

ハワイが背中を押してくれたと、今でも思っています。


正之は性に執着があったので、ここから彼はがったがたに崩れていきました。


離婚した今、私が一番幸せなことの一つは、誰も私を触らないこと。

いつか触れたくなるくらい好きな人ができたらまた分からないけれど、今は私の体が私のためだけに存在してることが幸せなのです。

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