猛暑によって、水も石炭も電力もなくなってしまった「中国」。暑くなるほど発電力が落ちる太陽光発電。
どうも、こんにちわ。
松井です。
今回は、中国の電力不足について話したいと思います。
今、中国では1961年に統計が始まって以来、最も暑い猛暑が続いています。
中国ではこの2カ月間、40度を超える熱波によって66の河川が干上がり、
中国最大の川である長江も川底が見えるまで水位が下がっています。
中国の重慶市では、7月19日から8月24日まで1ミリの雨も降っておらず、
重慶市内の90のダムが干上がり、約60万人の飲料水の確保が困難になっているそうです。
このような深刻な「干ばつ」で、農作物の収穫にも深刻な被害が及んでいます。
また電力の85%を水力発電で賄っている四川省では、著しい電力不足に陥っています。
電力不足が深刻な四川省では、8月15日に四川省の工場に6日間の操業停止を指示しています。
トヨタやアップルなどの工場の稼働がストップしました。
四川省から電力を送られる上海市では、100万ドルの夜景で有名な上海のライトアップを中止しました。
干ばつによる電力不足なら 火力発電の発電量を増やせばいいのではないかと思いましたが、
今は石炭の価格がめちゃくちゃ高いです。
中国国内の石炭の値段が今年1月から6月までに6割も値上がりしています。
石炭の値上げは、中国の電力不足と海外からの石炭の輸入量の減少が原因です。
2021年に中国はオーストラリアからの石炭の輸入を禁止しています。
オーストラリアが中国の一帯一路の協定を破棄したからです。
https://rapt-plusalpha.com/21956/
なので、水力発電でも火力発電でも、中国は電力不足を解決できません。
しかし中国の習近平はCO2削減目標を掲げて、メガソーラーに力を入れています。
習近平の弟は、太陽光発電を手かげる上海電力のCEOです。
この記録的な猛暑と干ばつは、太陽光パネルにとっては、めちゃくちゃ発電できる状況のように思えます。
しかし太陽光発電は熱に弱いです。真夏になると発電力がグッと落ちます。
太陽光パネルは、パネル自体の温度が25度に保たれていると、一番効率よく発電できるそうです。
ところが、適温の25度から1度変化する毎に、発電効率が0.5%下がるため、真夏になると約3割程も発電効率が下がってしまいます。
30度を越す真夏では、太陽光パネルの表面温度は70〜80度になり、発電力が約30%低下します。
まして今の中国は40度を越す猛暑です。
太陽光パネルの表面温度はめちゃくちゃ熱くなっているはずなので、太陽光発電は全く発電できないです。
このように40度を越す猛暑の中国では、太陽光発電は全く発電できません。
また太陽光パネルを製造工程には、膨大な電力を使って多結晶シリコンを高温の炉で焼き固める工程があります。
太陽光パネルを作るにも、膨大な電力を消費します。
電力不足の中国では、太陽光パネルを新たに生産するのも厳しいでしょう。
このように
猛暑によって川は干上がり
オーストラリアの輸入禁止で石炭が値上がり
猛暑になればなるほど、発電しなくなる太陽光発電
水も、石炭も、電気もない中国は 今、破滅へと向かっています。
最後まで、
ご清聴いただき
ありがとうございます。
詳しくは、以下のRAPT +αの記事をご参照ください。
【滅亡の危機迫る中国】歴史的干ばつで長江の水位が下がり、川底から600年前の仏像が出現 農作物の深刻な被害により、世界の穀物市場やサプライチェーンにも影響
【裁かれる中国】再生エネルギー重視の結果、深刻な電力不足で経済に大打撃 各地の工場は停止、信号も止まり道路は大渋滞
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