【新連載】東京近郊に暮らすインドネシア人/ロンボクだより/海辺の軍団/映画往復書簡(ジョコ・アンワル)/スラウェシ市民通信(ビッスの物語)
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#スラウェシ市民通信
[2024/08/08] スラウェシ市民通信(11):自分の体に剣を突き刺す~ブギスの祭司ビッスの物語~(2007年12月翻訳)(アスフリヤント/松井和久訳)
~『よりどりインドネシア』第171号(2024年8月8日発行)所収~ 剣を腹部に突き刺して倒れるその夜、ビッス(bissu)と呼ばれるブギスの祭司によって執り行われるマビッス(mabbissu)の儀礼の最中に、突然、プアン・マトア・ビッス・サイディ(以下「プアン・サイディ」)の表情がこわばり、汗が吹き出した。歯をむき出しにしたまま、左手で家の中央の柱をつかもうとする。右手は剣の先を握ったままで、その剣先はこのビッスの腹部に突き刺さっている。別のビッスはそれに驚いた様子。プア
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