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よりどりインドネシア第171号(2024年8月8日発行)

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【新連載】東京近郊に暮らすインドネシア人/ロンボクだより/海辺の軍団/映画往復書簡(ジョコ・アンワル)/スラウェシ市民通信(ビッスの物語)
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#インドネシア

[2024/08/08] 東京近郊に暮らすインドネシア人(1)10年来の友人ミヤさんが今だから笑って話せること(西野恵子)

~『よりどりインドネシア』第171号(2024年8月8日発行)所収~ はじめまして。西野恵子と申します。インドネシア語翻訳をしたり、東京インドネシア学校で日本語教師をしたりしています。 ご縁あって、『よりどりインドネシア』で連載をもたせていただくことになりました。 これまで翻訳者として、日本語教師として、またインドネシア学校に息子を通わせる母として、東京近郊に暮らす様々なインドネシア人の方々と出会ってきました。みなさんとお話するたびに、一人ひとりにそれぞれの人生ドラマが

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[2024/08/08] ロンボクだより(112):ドキドキしたこと(岡本みどり)

~『よりどりインドネシア』第171号(2024年8月8日発行)所収~ みなさん、こんにちは。今年の夏、東京は気温37度と聞きました。日本は酷暑のようですが、お変わりありませんか。ロンボク島は観光シーズン真っ只中。地震にコロナと続いた後のうれしい、うれしい、大入り満員御礼です。今回は、最近ドキドキしたことをお届けします。 ********** 朝、娘を学校へ送り出すために扉を開けると、庭にパパイヤが一つ落ちていました。皮はまだ緑色で、ところどころ黄色くなりかけています。

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[2024/08/08] 海辺の軍団(太田りべか)

~『よりどりインドネシア』第171号(2024年8月8日発行)所収~ この本は、著者のラオデ・インサン(Laode Insan)さんが送ってくださった。『海辺の軍団』(Serdadu Pantai)というタイトルと表紙のイラストを見たとき、アンドレア・ヒラタ著のベストセラー『虹の兵士たち』(Laskar Pelangi)の再来かな?と、正直なところ思った。ほんとうは、serdaduは兵士のことで、『海辺の兵士』と訳すのが文字通りなのだろうけれど、あまりに『虹の兵士たち』とか

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[2024/08/08] 往復書簡-インドネシア映画縦横無尽 第86信:「悪夢と白昼夢」のもうひとつの魅力、底流にあるものとは?~『ジョコ・アンワルのナイトメア&デイドリーム』ネタバレ編~(横山裕一)

~『よりどりインドネシア』第171号(2024年8月8日発行)所収~ 轟(とどろき)英明 様 先月、久しぶりに南スラウェシ州のマカッサルに行ってきました。日本ほどではないものの乾季のマカッサルは日中かなり暑く、歩き回ったこともあってクラクラしましたが、陽が沈むと気温も下がり、過ごしやすい夜を過ごせます。現地の友人に案内されたのが、マカッサルの人々にとっての夜の憩いの場所である、スンガイチェレカン地区でした。数百メートルの通り沿いには屋台がびっしりと並び、若者以外にも仕事帰

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[2024/08/08] スラウェシ市民通信(11):自分の体に剣を突き刺す~ブギスの祭司ビッスの物語~(2007年12月翻訳)(アスフリヤント/松井和久訳)

~『よりどりインドネシア』第171号(2024年8月8日発行)所収~ 剣を腹部に突き刺して倒れるその夜、ビッス(bissu)と呼ばれるブギスの祭司によって執り行われるマビッス(mabbissu)の儀礼の最中に、突然、プアン・マトア・ビッス・サイディ(以下「プアン・サイディ」)の表情がこわばり、汗が吹き出した。歯をむき出しにしたまま、左手で家の中央の柱をつかもうとする。右手は剣の先を握ったままで、その剣先はこのビッスの腹部に突き刺さっている。別のビッスはそれに驚いた様子。プア

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