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古文作家 松井 浩一 の面白くてためになる古語と古典文法解説 第1回 「なむ」が終助詞か複合助動詞かによって「来なむ」の意味が変わる話
※注意喚起~ここは18禁の場面につながっていくところになります!(笑) 今回取り上げますのは、「来なむ」という言葉(文節)を構成している「なむ」が終助詞か複合助動詞かによって、意味が変わってくる事例です。一見すると同じ言葉なのに意味が変わってきてしまうんです。 この「来なむ」という言葉(文節)を単語に分解すると、 ①「来」+「なむ」 ②「来」+「な」+「む」 の二通りに分解出来ます。 「来」はカ行変格活用の動詞です。 活用を示しますと、未然形「こ」連用形「き」終止