「アイドル工房」と「文章」
誰も読んでくれていないと思った宣伝だが、先日、珍しく反応があった。感激である。どんなブログでもSNSでもなんでも、反応というのはうれしいものだ。励みってやつだ。
「マツイさん、あの、土曜日の宣伝についてなんですけど…」
「えっ! 読んでくれてるの! 良かったなぁ、初めてのリアクションだよ! いやー! 嬉しい!!」
「あの、下ネタ多くて朝から不快なので、もうやめてもらえませんか」
さて、今週は「ボムアイドル工房」をご案内したい。これは、アイドルグッズ専門販売サイトである。老舗アイドル雑誌『BOMB』の通巻500号カウントダウン企画の一環で、なんともスペシャルなECショップなのである。
『BOMB』の撮り下ろしグラビア画像を使用した、Tシャツ・キャップ・マグカップ・クッション・キーホルダーなど、アイドルとBOMBがコラボした、ここでしか買えないオリジナルグッズを販売をスタート。 第1弾アイドルが実によく、都丸紗也華、山田南実、由良朱合といった人気グラビアアイドルのオリジナルグッズが続々アップされているのだ。
これは、ほしい!
特に、私は都丸紗也華さんのグッズが欲しい。切望である。というか買う。なんならお会いしたい。「買ったよ」と伝えたい。気持ち悪いでしょうか。
今後もますますいろいろなアイドルの商品が追加予定である。ぜひ皆様にもご注目頂きたい! https://bomb.meetmygoods.com/
では今週は、下の短文もやや宣伝チックにいこうと思う。
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私の宣伝だ。
8月18日発売の「Web Designing 2021年10月号」(マイナビ)から、新連載「非接触時代に学びたい 文章力を上げる鉄板ルール」というものを始めさせていただくことになった。
賢明なる、本Facebookの読者であるみなさんは、まずこう思うだろう。
「松井にだけは、鉄板ルールを学びたくない」
「そもそも鉄板ルールを知っているとは思えない」
「とにかく松井とは常に非接触でありたい」
「もみあげにチラチラ生えてる白髪が気持ち悪い」
「トイレのあと本当によくチャックが開いている」
「手を洗ってないんじゃないか」
わかる。
私だってそう思うし、「Web Designing」の岡編集長のギャンブルマインドといったらない。きっと一回目を校了したいま、岡編集長は編集部員から総スカンを食っているはずだ。ちなみに総スカンは「総好かん」であり、好きではないことを意味する関西方言の「好かん」が語源だ。こんな風に書くと、「ひょっとして、鉄板ルール、知ってるのかも…」と思われるかもしれないが、これは、今さっきGoogleで調べた結果だ。カミングアウトしておくべきだろう。
しかしなぜ、こんな展開になったのか。
一つは、「Web周り」でも文章の価値が急激に上がっている、ということがある。「Web Designing」2021年02号の特集「Web 製作者の肖像」において、「今後習得したいWeb関連技術は?」というアンケートが実施されていた。その回答が興味深く、「コピーライティング」「文章作成や編集に関する技術」という項目が、前回実施時よりそれぞれ10ポイント程度アップているとしているという結果が出たのだ。
文章だ。
いま、文章がアツいのである。
確かに、コロナ禍において、コミュニケーションの中心は「会って話す」から「文章で伝える」に超シフト中。私も、メールにGoogle ChatにSlackにChatworkにmessengerにと各種ツールを利用しまくり、お詫び文や反省文、謝罪文などを書き殴っている。実際、勤務中の80%は文章を書いているんじゃなかろうか。
ならば、男松井、この20年超に及ぶ編集者人生で得た「鉄板ルール」とやらをweb界隈の皆様に伝えなければならない! そんな使命感に急に燃え始めたのである。
さっそく知人を通じ、「Web Designing」誌にアプローチ。「すみませーん、ぼくサラリーマンなんですけど、連載できますかぁ?」というバカみたいな売り込みを経て、めでたくスタートとなった。
さて、打ち合わせである。
「タイトルどうしましょうかねぇ?」
「そうですね、web界隈のみなさまの文章を校正しまくる、という意味で、『リバイス(revise/校正する、修正する、訂正する)』って言葉を使いたいんですよね……そうだ! 『リバイス501』って、どうでしょう! 501回の超長期連載ってことで!!!」
「『文章力を上げる鉄板ルール』でどうですか?」
「ハイ、それでお願いします」
不安な船出だ。
ゴン攻め失敗である。
それでも、連載は心を込めてしっかり書いた。
私のつながりの皆様は、ライターや編集者など、プロ文章家の方が多く、本当に本当に僭越なのだけど、私なりのメソッドを一つずつ伝えていきたいと思っている。謎の下ネタ野郎に貴重な2Pを割いてくださった岡編集長の男気に応えるためにもいい連載にしたいし、読者の皆様の文章力向上のお役に立てればこれよりうれしいことはない。
妙な宣伝になってしまったが、本稿を読んでくださっている皆さまも、機会があればぜひ目を通していただきたい。そもそも「Web Designing」誌は、このDX推進時代のビジネスヒント満載の素敵な雑誌だ。きっと誌面の中で、皆様のお仕事をアクセラレートする記事がいっぱい見つかるはずだ。
https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=123609