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資本主義って結局誰得なの?
一昨日、メルシーベビーさんという方が書いた、面白い記事が流れてきました。
家事代行サービスを使った結果を綴った文章なのですが、これが秀逸だったのです。と言うのも、経済力で国の豊かさを図ることの愚かさを、見事に書きあらわしていたからです。以下、一部抜粋です。
経済の報道でよく言われるGDP=国内総生産とは、「一定期間内に国内で産み出された物やサービスの付加価値の合計」を指す。これを上げていこうと思えば、女性は自宅で無償の家事育児をやるより、よその家でそれをやってお金をもらうほうがいい計算になる。
もっと言えば、家で食事をつくるより外食するほうがGDPに貢献できる。お弁当を作って近所の公園にピクニックに行くより、テーマパークに入園料を払うほうが経済が回る。いい悪いの話ではなく、そういう仕組みになっている。
だから、日本で家事代行とかベビーシッターが流行れば、それは自宅で無償労働をするよりずっと経済に貢献することになる。今はなんとなくそんな流れになっていってるわけで、政府がベビーシッター券を配布する時代になった。
どの国でも、男女ともに皆ガツガツ働かされて経済貢献をさせられていますが、GDPを増やすってそんなに大事なんでしょうかね?
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