「人生100年時代」の確率は?
先日、100歳以上の高齢者が9万5千人を超え、過去最多と報じられていました。
僕が子供の頃は80歳を過ぎる人は珍しく、男女共に多くの方が70代で亡くなっていました。漫画家の手塚治虫さんが1970年ごろに「やけっぱちのマリア」という作品で描いたこの絵が時折話題になりますが、58歳の僕は現在、一番左の絵の年齢に差し掛かりつつあるんですね。
ところが僕、ベンチプレスで60キロ10回とか上がるし、懸垂をぶっ続けで20回できるしで、この絵の60歳からはかなり程遠い状態なんですね。はっきり言って昔の40代とさほど変わらない気がします。
人生100年はどのくらいの確率なのか?
厚生労働省によると、今年度中に100歳に到達、又は到達する見込みで「老人の日」にご存命の方が、令和6年9月1日現在で47,888人(前年度比+781人)もいるんだそうです。
https://www.mhlw.go.jp/content/12304250/001306744.pdf
2024年に100歳ということは1924年生まれですが、この年に生まれた男子は1,019,988人、女子は978,532人いたそうなので、合計1,998,520人と、ほぼ200万人も生まれていました。当時の日本の総人口はわずか5,887万6,000人と今の半分以下ですから、みんな子供を産みまくっていたわけです。
この1,998,520人のうち、47,888人が100歳まで生きるということですから、1024年生まれが100歳まで生きる確率は、およそ2.39%です。
ただ、男女では生存率がかなり違うんですね。男性で100歳まで生きる人は6,988人しかいないので、6,988人/1,019,988人で、0.68%しか100歳に達していません。一方女性の方は40,900人/978,532人で4.17%もの人が100歳に達するんですね。ということは21人に1人くらいでですから、クラスの女子の1人くらいは、100歳に達するわけです。1966年生まれの僕が老人になる頃には、100歳まで生きる人、相当増えるんじゃないかな? これまでの伸び率から予想すると、男性の1%、女性の10%くらいは100歳まで生きる気がします。(テキトーな予想ですけどね)でも、下のグラフを見たらそんな予想ですら保守的なくらいで、実際はもっと伸びるかもですね。
問題は、100歳になった時にいったい何ができるのか? です。
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