次世代の世界は、何をモデルに生きていくのか?
先日、母に戦後の復興についてインタビューしたところ、高校生の頃にアメリカ映画で女の人が車を運転し、家の中に電気冷蔵庫があるのを見て「こんな国と戦争なんかやったって勝てるわけなかろうに」と強烈に思った、と語っていました。
かつて世界は、アメリカの映画やドラマから垣間見たアメリカの中産階級の豊かさに憧れ、同じような暮らしを得ようと頑張ったんですね。
「スーパーに行ってカートいっぱいに買い物するのが夢だった」と母は続けましたが、当時は本当にこれが世界中の人々の夢だったのです。
ところが、昨今のアメリカは随分なていたらくです。あり得ないほど開いた貧富の差。没落した中産階級。ホームレスだらけの街。アメリカの中産階級は、いつの間にか憧れの座から転がり落ちてしまいました。
では、世界は今後、一体何をロールモデルにしていくのでしょうか?
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